「消えた主役」名作ドラマ・映画の知られざる“交代劇”(2)観月ありさが「高校教師」女子高生役を断った理由 (2/2ページ)

アサ芸プラス

ところが、クランクイン直後に『降りる!』と言い出し、急きょ、高島が駆り出されることになりました」(映画記者)

 ヌードになれる人材が増えたことは歓迎すべきアクシデントであろう。

 高島同様にヌードで出世したのは常盤貴子の「悪魔のKISS」(93年、フジテレビ系)だ。カードローン返済のため風俗嬢になった女子大生を演じ、一躍、主演女優への足がかりをつかんだ。

 とりわけ、風俗店の客役の寺脇康文に豊満な乳房をもまれるシーンは語り草だが、当初のキャスティングは松雪泰子。あまりの描写に怖れをなしたため、同じ事務所の後輩である常盤に白羽の矢が立ったのだ。

 時計の針を70年代に戻すと、吉永小百合の“サユリスト”に対抗し、“コマキスト”と呼ばれる熱烈なファンを生んだのが栗原小巻だ。新旧のマドンナ女優は、映画「忍ぶ川」(72年、東宝)で因縁を巡らせた。

 当初、吉永が主演と発表されたが、その脚本に「裸の初夜のシーン」があったことで、吉永の父が激怒。熊井啓監督に「これを切らないなら娘は出さない」と条件をつけ、物別れに終わる。

 代打で抜擢された新人の栗原は高い評価を受け、吉永は逆に、女優としての分岐点を見失ってしまったようだ‥‥。

 そして近年、最も脱ぎ惜しみしない女優が寺島しのぶで、代表作は「愛の流刑地」(07年、東宝)ということになる。豊川悦司との愛欲の果てに死に至る不倫妻を熱演したが、本命は別にいた。

「石田ゆり子へのオファーが最初でした。それから女優たちに次々と断られ、最終的に寺島に落ち着いたというのが真相」(映画ライター)

 リメイクの際にはぜひ、石田ゆり子で!

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