松本幸四郎&宮沢りえ&伊勢谷友介、映画『ジャングル・ブック』の吹替出演に喜び 「生きる勇気を与えられました」 (2/3ページ)

――日本語吹替えで大変だったこと何でしょうか?
幸四郎:すべてです(笑)。
宮沢:わたしたちの役割は声という音だけしかないけれど、そこに深い愛情を持った母親の存在として、ふさわしい声を出すことが難しかったです。自分自身が演じる時は肉体や表情もありますが、深い愛情を持っているということはどういうことだろうという想像は、大変でもありましたし喜びでもありました。
伊勢谷:僕は、吠えることが大変でした。自分よりも大きな骨格をイメージして自分自身が迫力で負けそうになるぐらい吠えてみたのですが、聴いてみると、そうでもなかったですね(笑)。まだまだ頑張らなくては、という気持ちになりました。
――主人公の少年モーグリの成長物語は、トラブルや敵も現れ、観ていて心奪われるシーンも多かったです。
宮沢:わたしは彼を育てるオオカミの役で、最終的に彼を冒険の旅に出すシーンもありますが、家でそばにいてかわいがるだけが愛情ではなくて、時には強さをもって突き放すということが大きな愛情であるということを、母親である自分も感じました。自分自身でもハードルの高い、やりがいのある仕事の方が結果的に成長することがあるので、それは響きましたね。
伊勢谷:僕もそういう考え方が好きですね。そうしないと、頑張る子にならないと思います。人によるのでしょうけれど、僕は放っておいてくれるほうがいい。僕は勝手に進んで、勝手に(崖から)落ちてしまうタイプでしたけれど(笑)。