主演映画『にがくてあまい』でバリキャリ女子を好演した川口春奈、同世代の役を演じる上で大切にしている事とは? 「その時に沸き上がってくる気持ちを大事にしたい」 (2/3ページ)

――先日、あるテレビドラマで車の中だけの会話劇を拝見しましたが、カップルのあるあるが限定空間でリアルに表現されていてびっくりしました。本作を含め、同世代の女子を演じる、表現する上でのポイントは何でしょうか?
作り込みをしてお芝居をすることはほぼないので、そういう自覚はまったくないんです。車の中のドラマはセリフの量が多かったので覚えることに必死で、後はテンポを崩さないようにということだけを意識していました。わたしは感覚で演じたいタイプなので、自分の感性を大切にして演じています。
――役柄を演じている際の匿名性とでも言いましょうか、視聴者に女優・川口春奈を意識させない表現は、素晴らしいと思います。
そう言っていただけてうれしいですが、そこまで自分では意識していないんです。作り込みすぎず、脚本も読みすぎず、あえてうろ覚えなくらいで現場に入って、その時に沸き上がってくる気持ちを大事にしたいので、言ってみれば何も考えていないくらいに近いですかね。いつもそうです。
――現場を大切にするアプローチの場合、共演者の影響も大きそうですよね。今回、林遣都さんとの共演はいかがでしたか?
林さんはナチュラルに自分を受け止めてくれるので、気を張らなくても自分が自分らしく自然体に入れました。その上で、わたしが試したいお芝居を受け止めてくれる。緊張などはなく安心感と信頼感に包まれていて、そういう意味ではすごくいい関係性で、いいお芝居ができたと思っています。