気象庁がラニーニャ現象の発生を警告 異常気象による熱中症に注意
気象庁は2016年9月9日(金)に速報として、ラニーニャ現象が発生していることを発表しました。
今後も冬にかけて7割の確率でラニーニャ現象が持続する可能性があり、今後も引き続き熱中症に注意が必要です。
今回は過去にも日本に深刻な影響を与えた「ラニーニャ現象」について医師に解説をしていただきました。
ラニーニャ現象とエルニーニョ現象 
ラニーニャ現象とは、太平洋の赤道域、ちょうど日付変更線があるあたりから、南アメリカの沿岸にかけて通常よりも海面の温度が下がっている状態が続くものをいいます。
エルニーニョ現象
エルニーニョ現象は、ラニーニャ現象で海面の温度が下がるのとちょうど同じ海域の海面が、反対に通常よりも温度が高い状態が続くものをいいます。
それぞれ、数年おきに発生して、世界のあちこちで異常気象を起こすといわれています。 ラニーニャ現象が2010年に日本で発生した際の様々な被害や影響 健康被害
大量の熱中症患者が発生した。
農作物
野菜の種類によっては、収穫の時期が変化したりして値段が上がった。
海産物
海水温が上がったことで、比較的涼しい環境を好む養殖の貝類がたくさん死んでしまった。
樹木
樹木の種類によっては大量の花粉が飛散した。
飲料、お菓子
ビールやアイスキャンデーなどが飛ぶように売れた。 ラニーニャ現象における熱中症で注意すべきポイント 注意ポイント
猛暑のため、日中の外出の時の日よけや暑さによる脱水に注意が必要です。
対策
こまめな水分補給や、熱を逃がす風通しの良い服装を心がけるようにしましょう。 冬場のラニーニャ現象で考えられる体調不良 今年危惧されているように、冬場にラニーニャ現象が持続すると日本は厳冬になる傾向があります。
過去に、例年でも豪雪地帯として知られてきた日本海に面した地域の広範囲で大幅に降雪量が増えたこともあり、ラニーニャ現象にともなう気候変化には十分注意が必要です。
厳冬になると外に出る機会が減りますし、内外の温度差が大きくなると心臓系のトラブルの増加も懸念されます。 世界的に見たラニーニャ現象での健康被害

アジアの一部ではラニーニャ現象により気温が50℃にも上った地域もあり、こういった地域では路上で生活している人、クーラーのない環境におられる方などを中心に猛暑による熱中症の影響などで数多くの死者が出たものと思われます。 医師からのアドバイス ラニーニャ現象、エルニーニョ現象、どちらもすっかり耳新しくなくなった言葉ではあります。
今後こういった異常気象が現れる傾向は続くものと思われます。情報に留意して、十分に備えをしていきたいですね。
(監修:Doctors Me 医師)