後を絶たない転落事故…再発防止に必要なのは、「親の注意」だけじゃない! (2/2ページ)
2度と不幸な事故が起きないよう、情報を共有し、企業が施策・製品を製造・改良できるようにしましょう。
■転落事故をなくすためにできる対策4つ
お子さんの予測不可能な行動を完全に防ぎきることはできません。
それを認めた上で、物理的・心理的に安全対策をすることが重要です。
(1)手すりが高い物件を選択
お子さんが高層階から転落することを防止するためには、まずはベランダの手すりが高い部屋を選ぶことが大切です。
もっとも、ベランダの手すりは通常1.1m~1.5m程度ですから、お子さんが成長するにつれ、少し踏み台になるものがあればすぐに乗り越えられてしまいます。
なので、これだけでは完全に転落事故を防止することはできません。
(2)補助鍵の使用
そこで、お子さんが窓を開けてベランダに出られないように、窓に補助鍵を付けることも有効です。
補助鍵も、取り外し可能なタイプのものが1,000円~2,000円くらいで買えますので、こちらを選ぶといいでしょう。
(3)お子さんを高所平気症にさせない
最近は高層マンション・タワーマンションが増え、生まれたときから高い所で暮らすお子さんが増えたことから、お子さんが高い所に居ても恐怖を感じにくい、高所平気症である場合も多いようです。
お子さんは、自分の目で見える高さを基準にして、その場所が危険であるという感覚を身に着けていくようですので、あまりにも高い場所では危険であるとの認識を持てなくなってしまうみたいですね。
そのため、上記2つの物理的な防止策を取った上で、ベランダはお子さんが出てはいけない危険な場所であることを口を酸っぱくして教えることも効果的でしょう。
(4)ベランダに物を置かない
ベランダに足場となるような物を置かないことも重要です。
エアコンの室外機がベランダにある場合、室外機を足掛かりにしてしまうことがありますから、注意が必要です。
しっかりとした対策を取り、リスクを回避しておけば、そうそう事故は起こりません。
しかし、万が一、何かがあった時、目を離したご両親を叱責・非難するばかりでは何も生産性がないことを、しっかり認識する必要がありますね。
(木川 雅博)
【画像】
※ anyaivanova, Mahony / Shutterstock