ブラックメタルバンドメンバーが町議会議員にうっかり当選。決め手は猫を抱いたポスターだった(ノルウェー)
猫には肉球一つ動かさずに奇跡を起こす稀有な才能があるようだ。
ノルウェーのブラックメタルバンド、ダークスローンのフェンリズはそれを身を以て知ることになる。愛猫を抱いた写真を選挙ポスターに使用したおかげで4年間の任期の町議会員に当選してしまったのだそうだ。
本人に出馬の意欲はまったくなかった。彼によれば、電話がかかってきて、人数合わせのために出馬リストに名前を載せていいかと尋ねられ、気まぐれでOKを出したことが事の始まりだったとか。
うっかり当選を果たしてしまったフェンリズは、ハードコア音楽の世界ではレジェンドとでも言うべき存在。

「かまわねぇぜって答えたんだ。どうせ最下位だろうから、面倒なことはなにもねぇだろうって。連中はただリストをいい感じに……あぁ、ここいらの政治について別の言語で話すのは難しいな」
が、負けるつもりの選挙で致命的なミスを犯してしまう……
ペットの猫を抱いた写真をポスターに使用してしまったのだ。

「選挙ポスターにさ、猫を抱いた写真を用意しちまったんだ。そして『俺に投票すんじゃねぇ』って言ったんだけどさ」
ピーナッツバターという意味の名前を持つ可愛らしい猫ちゃんは、投票を拒むメッセージとしては明らかに逆効果だった。
猫を抱く候補者に投票したくならない人などいるだろうか?
「……みんな、おかしいんだよ」とフェンリズ。
「選挙が終わったらお偉いさんが電話してきて、当選したなんて言うんだ。あんまり嬉しくないよ、ってかまったく嬉しくない。退屈じゃないか。だって金にならねぇんだから、本当さ!」

本人は政治家になることなど望んでいなかったとしても、今や4年間は議員として働く義務がある。が、彼を当選させてしまった猫ちゃんの意に反してまで、最後まで勤め上げる気はなさそうだ。
ピーナッツバターも一緒に議会に連れて行くのかと聞かれて、「いいや、うちの猫ちゃんはそういうのは大嫌いな子だからさ」とフェンリズは答えた。
政治家にふさわしいかどうかはわからないが、愛猫家であることには間違いないようだ。メタルをやる人は結構猫好き多いよね(関連記事)
そんな彼の魂の叫びは以下の楽曲を聞いていただきたい。
Darkthrone - Tundra Leech (Arctic Thunder)
via:factmag・clrvynt// translated hiroching / edited by parumo