貧困が胎児に深刻な影響を与える 格差社会が生んだ新たな問題

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2016年9月14日(水)経済的に困窮した状態にある妊婦さんは、糖尿病や耐糖能異常、性感染症などの問題がある比率が高いといったニュースが公開されました。

放置した場合胎児の脳に障害を及ぼす可能性があるほどの低血糖は、貧困層の妊婦さんに優位に多く見られ、生まれた後の1カ月検診でも育児放棄など含め、何らかの問題を指摘された例が貧困層では14%にも上ったということです。

貧富の差が広がる現代日本に見えてきた「貧困と胎児の健康」の問題。医師に解説をしていただきました。 貧困群の特徴
■赤ちゃんの保護者の年齢が10代など若い

■母子家庭や、子供の祖父母と同居

■母親の喫煙

■失業中や非正規の雇用

■学歴が低い場合も多い 貧困群のリスク

妊娠時の喫煙
妊娠中の喫煙は、流産や早産のリスクを高め、赤ちゃんが子宮内胎児発育遅延となったり、低体重児となるリスクを高めます。

貧血
赤血球が酸素や栄養を赤ちゃんに十分に運搬できなくなり、未熟児や低出生体重児、あるいは何らかの障害を持って生まれる確率が高くなってしまいます。

耐糖能異常
妊婦さんに糖尿病など耐糖能異常があると、胎児のインスリンの分泌も増え、出生後に母親からのブドウ糖の供給がなくなると赤ちゃんが出生後、低血糖になる危険性があります。

性感染症
どの感染症かによっても異なりますが、例えばクラミジアなどでは赤ちゃんが出産時に感染して、肺炎結膜炎を起こすこともあります。 貧困群の妊婦が1カ月健診で「問題あり」と診断される場合
母の育児放棄、育児不慣れ
母親が若く不慣れなことや、教育年数が短い場合も多いことなどが原因として考えられます。

母の精神疾患
精神疾患による症状で、赤ちゃんの世話を十分行えない場合もあります。

パートナーからのDV
こちらも、パートナーへの恐怖などによって慣れない育児に集中できないということが挙げられます。 中絶歴や10代での妊娠歴が4人に1人 低年齢で性交渉をもち、正確な避妊や妊娠に関する知識がない状態であったのではないかと推察されます。 貧困と子どもの健康の関係
貧困と子供の関係は、海外では研究がすでに行われておりその関連性がはっきりしているそうですが、日本ではまだ大規模な研究は多くないようなので、今後のこの研究の発展を望みたいですね。 医師からのアドバイス 赤ちゃんと妊婦さんの健康を守るために、器官の形成などに重要な妊娠初期を含めて、しっかりと社会でもサポートしていきたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)
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