在中朝鮮人、怒りの「国籍放棄」 (2/2ページ)
かつては、中国各地に存在した北朝鮮領事館やその関連団体が、地域在住の朝僑に様々な便宜を図り、その穴を埋めていた。
ところが、領事館は、共産圏が崩壊し、経済が苦しくなった90年代から次々に閉鎖され、事実上の「棄民」となっていたのだ。
キムさんのニュースがネットを通じて中国全土に広がり、各地の北朝鮮大使館、領事館前には、中国国籍の取得に必要な「国籍放棄確認書」を取ろうとする朝僑たちが列をなした。また、地元の公安局にコネがある人は「確認書」なしで中国国籍を取得する「裏ワザ」も紹介されるなど、朝僑コミュニティは大きく揺らいだ。
何の得にもならない北朝鮮国籍を放棄しようとする人は、潜在的にはかなりの数にのぼると見られる。