毛を抜くのがやめられない...なぜ「抜毛症」を起こしてしまうのか
抜毛症をご存知ですか。トリコチロマニアともよばれる精神疾患の1つで、自らの髪の毛や体の毛を引き抜いてしまう症状です。
特にお子さんや思春期の女性に多いとされる症状で、抜いた毛を食べてしまい腸閉塞を引き起こす危険性も。
そこで今回は「抜毛症」のメカニズムから治療法まで、医師に解説をしていただきました。 抜毛症とは
正常に生えている髪の毛や、まつ毛や眉毛といった身体のその他の部分の毛を引き抜いてしまう精神疾患のことで、毛が禿げた部分、脱毛斑が出現するのが特徴といえます。
精神医学的には衝動のコントロールの障害とされており、毛を抜く行為自体、本人が無意識で行っている場合もあります。 抜毛症の症状 ■髪の毛や眉毛、まつ毛など身体の毛を抜いてしまう
■髪の毛を抜く場合、抜きやすい前頭部の毛の場合が多い
■利き手で抜きやすい部位に、脱毛斑が出現する
■抜いた毛を食べてしまう場合もある 抜毛症の原因 はっきりした原因はわかっていません。不安感や人間関係の悩み、ストレスなどといわれることが多いのですが、脳内の情報伝達に問題が生じているのではないかともいわれています。
また、1つの原因ではなく、いくつかの原因が重なり合って発症している可能性があるともいわれています。 抜毛症と併発しやすい食毛症 異食症という通常あまり食べないものを食べたいという欲求が強まり、氷や土を食べてしまう病気があり、食毛症はその一種です。
髪の毛などの身体に生えている毛、また例えばセーターの毛など線維の毛を食べてしまう症状をいいます。
食毛症によって起こりうる症状
<イレウス>
腸閉塞ともよばれる、腸管内容が何らかの原因によって肛門側に異動できなくなる状態をいいます。食毛症で引き起こされるものとしては、多量の髪の毛などが胃に入って、腸のどこかで詰まってしまうものが考えられます。
<胃潰瘍>
食べた多量の毛が毛髪胃石と呼ばれる塊となって胃を圧迫してしまい、胃潰瘍を起こす場合があります。 抜毛症の治療方法 抜毛症は、子供に多い症状ですので主に小児科、児童精神科で治療を行うことになります。
ストレスの関与が疑われる場合にはカウンセリングや心理的なサポートを行ったり、必要に応じて家族や学校などと環境調整を行います。
また、食毛による胃石やイレウスなどの問題が起こった場合には、内科や外科とも協力して治療を行うことになります。 子供や身近な人が抜毛症を起こしていたら
抜毛行為を責めることなく、本人の話を聞き、出来るだけ温かく、サポーティブに接していくことが大切になります。 医師からのアドバイス 抜毛症は、特に子供さんにはかなり患者さんがいるのではないかといわれる症状です。
見慣れない脱毛斑を見つけたり、お腹を痛がるが原因がはっきりしないときなどは、抜毛や食毛の可能性を疑ってみましょう。
(監修:Doctors Me 医師)
特にお子さんや思春期の女性に多いとされる症状で、抜いた毛を食べてしまい腸閉塞を引き起こす危険性も。
そこで今回は「抜毛症」のメカニズムから治療法まで、医師に解説をしていただきました。 抜毛症とは

正常に生えている髪の毛や、まつ毛や眉毛といった身体のその他の部分の毛を引き抜いてしまう精神疾患のことで、毛が禿げた部分、脱毛斑が出現するのが特徴といえます。
精神医学的には衝動のコントロールの障害とされており、毛を抜く行為自体、本人が無意識で行っている場合もあります。 抜毛症の症状 ■髪の毛や眉毛、まつ毛など身体の毛を抜いてしまう
■髪の毛を抜く場合、抜きやすい前頭部の毛の場合が多い
■利き手で抜きやすい部位に、脱毛斑が出現する
■抜いた毛を食べてしまう場合もある 抜毛症の原因 はっきりした原因はわかっていません。不安感や人間関係の悩み、ストレスなどといわれることが多いのですが、脳内の情報伝達に問題が生じているのではないかともいわれています。
また、1つの原因ではなく、いくつかの原因が重なり合って発症している可能性があるともいわれています。 抜毛症と併発しやすい食毛症 異食症という通常あまり食べないものを食べたいという欲求が強まり、氷や土を食べてしまう病気があり、食毛症はその一種です。
髪の毛などの身体に生えている毛、また例えばセーターの毛など線維の毛を食べてしまう症状をいいます。
食毛症によって起こりうる症状
<イレウス>
腸閉塞ともよばれる、腸管内容が何らかの原因によって肛門側に異動できなくなる状態をいいます。食毛症で引き起こされるものとしては、多量の髪の毛などが胃に入って、腸のどこかで詰まってしまうものが考えられます。
<胃潰瘍>
食べた多量の毛が毛髪胃石と呼ばれる塊となって胃を圧迫してしまい、胃潰瘍を起こす場合があります。 抜毛症の治療方法 抜毛症は、子供に多い症状ですので主に小児科、児童精神科で治療を行うことになります。
ストレスの関与が疑われる場合にはカウンセリングや心理的なサポートを行ったり、必要に応じて家族や学校などと環境調整を行います。
また、食毛による胃石やイレウスなどの問題が起こった場合には、内科や外科とも協力して治療を行うことになります。 子供や身近な人が抜毛症を起こしていたら

抜毛行為を責めることなく、本人の話を聞き、出来るだけ温かく、サポーティブに接していくことが大切になります。 医師からのアドバイス 抜毛症は、特に子供さんにはかなり患者さんがいるのではないかといわれる症状です。
見慣れない脱毛斑を見つけたり、お腹を痛がるが原因がはっきりしないときなどは、抜毛や食毛の可能性を疑ってみましょう。
(監修:Doctors Me 医師)