2016年はマイコプラズマ肺炎流行の兆し 学校での集団感染に注意

Doctors Me

「Doctors Me(ドクターズミー)」コラム画像
「Doctors Me(ドクターズミー)」コラム画像

2016年9月14日(水)のニュースで、日本人の死因の第3位として知られている「肺炎」の一種である、マイコプラズマ肺炎について注意喚起されておりました。

今年はこのマイコプラズマ肺炎の流行が懸念されているということで、特に、学校などでの集団感染が心配とされています。

そこで今回は流行の前に「マイコプラズマ肺炎」とはどのような症状なのか、医師に解説していただきました。
マイコプラズマ肺炎とは
マイコプラズマに感染することによって起こる肺炎であり、マイコプラズマは感染すると気管支炎から肺炎ぜんそくなどを起こします。

潜伏期間は2~3週間程度とされ、過去には子供に多いとされていましたが、近年は大人でも罹患される方が増えています。マイコプラズマによる肺炎は、肺炎全体の5%を占めるといわれています。 マイコプラズマ肺炎の症状乾いた咳

発熱(38度以下であることが多い)

■倦怠感

頭痛

咽頭痛

発疹

合併症
■関節炎

脳炎

髄膜炎

中耳炎 マイコプラズマ肺炎の原因 マイコプラズマ肺炎の原因は、主に真性細菌の一種であるマイコプラズマに感染することです。飛沫感染または、接触感染によって気道感染が起こり、気管支炎を起こし、肺炎に至ることが原因と考えられます。 マイコプラズマ肺炎の治療法 マイコプラズマ肺炎に感染した場合、そのマイコプラズマが薬剤耐性をもつものでなければ、マクロライド系と呼ばれる抗生物質が投与されます。

また、テトラサイクリン系の抗生物質を使用することもあります。薬剤耐性のものに対してはケトライド系などの抗生物質が使用され、肺炎が重症化してしまった場合にはステロイドが有効とされています。
細菌性肺炎などと診断を誤ると重症化する理由 マイコプラズマは、厳密には細菌ではなく、他の細菌とは構造が異なります。例えば、細胞壁がないので、他の細菌性の肺炎で用いられることが多い、ペニシリン系やセフェム系の薬剤は効きません。

したがって、誤診してしまうと効果のない薬剤を投与して時間が過ぎてしまい、重症化する可能性は十分考えられます。 マイコプラズマ肺炎予防にマスクが有効な理由
マイコプラズマの感染経路は患者の気道粘液などからの飛沫感染ですので、マスクの着用にはある程度の予防効果が期待できると思います。 医師からのアドバイス 咳が長く続いて、何かおかしいな、と思ったら、周囲に広げないためにも一度検査を受けることが大切ですね。

(監修:Doctors Me 医師)
「2016年はマイコプラズマ肺炎流行の兆し 学校での集団感染に注意」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る