小林麻央さんが感激した病院食 体をいたわるやさしい入院中の食事
2016年9月19日(月)に更新された乳がんで闘病中のフリーアナウンサー小林麻央さんのブログでは、敬老の日の病院食について綴られていました。
入院生活の中の彩ともいえる病院食、敬老の日の献立はウサギの形をしたニンジンが添えられていて、小林麻央さんも感激を隠せなかったようですね。
今回は「病院食」にスポットをあて、入院生活での食事はどのようになっているのか医師に解説をしていただきました。
病院食の種類 
一般食とは、病院食の中でも特に制限したり、特定の栄養を増やしたりすることなく患者さんに出される食事のことをいいます。ご飯の硬さや、形状(おかゆ、流動食など)は洗濯することができます。
特別食
特別食とは、患者さんそれぞれの病状に応じて、治療の一つとして医師の処方箋を出すことによって出される病院食をいいます。 病院での食事の時間 朝
病院によって異なりますが、7~8時くらいのところが多いと思います。
昼
11時~12時くらい
晩
17~18時くらい 病院食の特徴 ◎臥床していることが多く、カロリー消費が少ないことが多いので、カロリーは控えめに設定されている場合が多いです。
◎濃い味付けや脂っこいもの、スパイシーなものなどは控えめです。
◎消化が良く、お薬と食材の組み合わせも考慮されます。 病院食の献立のたて方 病院食の献立を立てるときは、その病院に入院していて、一般食を食べる患者さんの状況の把握がまず重要です。
年齢層、体格や、どのくらい日中活動しているか、性別なども考慮され、小児科や産科とお年寄りの多い科では好まれるメニューなども変わってきますね。
一人一人のBMIや活動量、基礎代謝などから適切なカロリーを割り出して、施設全体でも大体どのくらいのカロリーを必要とする患者さんが多いかなどを考慮したうえで、栄養学的にバランスのとれたメニューを作っていくことになります。 抗がん剤で治療中の方の病院食の工夫

抗がん剤で治療中の方は、副作用で食欲がなかったり、口内炎が出来てしみたり、嘔気が強かったり、ものが飲み込みにくいことがあります。
病院によっては例えば飲み込みやすい麺類や、冷たいシャーベットなど食べやすい工夫をした食事を用意しているところもあるようです。どんどんこういった試みが広がってほしいですね。 特別治療食についてと、疾患別の病院食 特別治療食
病気の治療のために何らかの制限や強化を行っている食事を指します。
<糖尿病>
病状や体格に応じてエネルギー(カロリー)制限を設けることになります。
<脂質異常症>
脂質を制限した食事になります。
<胃疾患>
香辛料や繊維の多い食事、胃に長い間残りやすい食事は避けます。
<肝臓疾患>
たんぱく質やビタミンを強化します。エネルギーは多くなりすぎないようにします。
<腎臓疾患>
たんぱく質を制限することがあり、その場合は専用の治療用の食品を使用することもあります。 季節のイベントの病院食

お正月
おせち料理が取り入れられた献立など
ひな祭り
ちらしずしやお吸い物などが出ることがあります。
土用の丑の日
ウナギなどが出ることもありますね。
クリスマス
ミニケーキがでることも。
大晦日
おそばが出る場合がありますね。 医師からのアドバイス 入院中の唯一の楽しみとなる場合も多い、病院食。
これからもどんどん工夫されて、治療の励みになるものが出てくるとうれしいですね。
(監修:Doctors Me 医師)