強豪相手でも負けは負け? 関東学院大に「惜しい」はいらない。 (2/2ページ)
それを拾って、ババっと攻めないと」
栄華を築いた「カントー」では、2007年の不祥事以来、強豪校出身の新入生が減少。強い存在感を示していた春口廣監督が退任と現場復帰を繰り返すなか、覇権争いから遠ざかった経緯がある。それでもいまは、三洋電機元主将の榎本淳平ヘッドコーチら2000年代の卒業生が指導陣に入閣。指揮官は「がみがみ親父的にうるさく…」と、その役割を全うする。
上位校に比べて体格差に劣るいま、巻き返しを誓う。
「相手に待たれたら、勝てないよ。そうは言ってきたんですけど…。敵陣22メートルあたりまで進んだ時、BKへ展開すべきところでSH(攻撃の起点)があたりをキョロキョロ…。いざ試合になっちゃうと、(周りの選手が)走り込めないんですね。いいんですよ、ミスしたって。でも、消極的なのは残念。もっと、彼らに厳しくアプローチしていきます」
関東学院大陣営の弁は、いたずらに敗者を称える日本スポーツ界へのささやかな戒めでもあったか。
リーグ戦で上位4チーム以内に入れば、準決勝に進んだ2011年度以来の大学選手権進出が叶う。
(文:向 風見也)