1分で解けた人は戦略的思考の持ち主!偽の金貨を見つけるクイズ
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クイズ
「相手がこう言ってきたら、こう返そう」「この企画はA社と組んだ方がメリットがありそうだ」など、仕事の中で戦略を立てなければならない場面はよくありますよね。
戦略的な思考を身につけるには、物事を論理的に考える力や発想力、分析力、知識や経験など様々な能力が必要。それに、頭を柔軟にしておくことも大切です。
そこで今回はそんな戦略的思考を鍛えるクイズをお届けします。ストーリーを読みながら、論理的に考えてみてください。
■偽の金貨を見つけるクイズ・問題編
さっそく問題です。
AとB、2人の男が宝の山から20枚の金貨を持ち帰りました。Aが金貨を10枚ずつ2つの袋に分け、Bに渡すことになっています。
するとAの手下の男が飛び込んできて、こう耳打ちしました。
「アニキ! その金貨のうち1枚は偽物らしいです。見た目はまったく同じで、重さだけが違うみたいなんです。でも、重いか軽いかはわかりません」
「なに? それなら俺は本物だけの袋をもらうぞ。この天秤を使って重さを計ればいいんだな?」
「アニキ! その天秤は1回しか使えない仕組みになっているので、1回で偽物を見分けてください!」
「そんなことできるのか……!?」
……ということで、天秤を1回だけ使って、Aが本物だけはいった袋を手にするにはどのように分けたらよいでしょうか?
■偽の金貨を見つけるクイズ・解答編
みなさん、答えはわかりましたか? はじめに何枚を天秤にのせるかがポイントになります。
それでは、正解を見ていきましょう。
まず、20枚の中から10枚を取り出し、5枚ずつ天秤の左右にのせます。そのとき、以下の場合に本物か偽物かわかります。
(1)釣り合った場合・・・この中に偽物はありません。この10枚すべてを袋に入れて自分のものにし、残った10枚をBに渡します。
(2)釣り合わなかった場合・・・この10枚の中のどれかが偽物ということになります。天秤にのせた10枚を袋に入れてBに渡し、のせなかった10枚を自分のものにします。
たったこれだけで、Aは本物だけを手にすることができるのです。
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どの金貨が偽物かを見分ける必要はなく、偽物が入っているグループがわかればいいということですね。
この問題が1分以内に解けた人は戦略的な思考の持ち主! 日頃から論理的に物事を考えている人ではないでしょうか。
解けなかった人も落ち込む必要はありません。戦略的な思考は1日で身につくものではないので、トレーニングを続けていきましょう。
このようなクイズならスキマ時間にも取り組むことができます。とくに営業職の人などは、戦略的思考を身につけることで目に見えて効果が表れるはずです!
(文/平野鞠)
【参考】
※老年若脳
【クイズ】
※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。