北朝鮮、ベラルーシに大使館開設 (2/2ページ)

デイリーNKジャパン

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一方で、「貿易と経済を担当する3人の北朝鮮外交官をベラルーシ外務省は承認したが、完全な機能を果たす大使館はまだなく、北朝鮮側の大使もまだ任命されていない」としながら「北朝鮮に対する国際社会の規約や国連安保理の決議に対するベラルーシの立場には変化がない」と述べ、北朝鮮と距離を置こうとする姿勢をにじませた。

ベラルーシのルカシェンコ大統領は1994年以来、政権の座に居座り強権政治を行うなど「ヨーロッパ最後の独裁国家」と呼ばれている。欧米諸国は再三にわたり非難し、高官の入国禁止や外国資産の凍結などの制裁措置を行った。

ジョージ・W・ブッシュ米大統領(当時)は同国を北朝鮮などと並ぶ「悪の枢軸」だと名指しで非難し、反政府組織の支援を行った。こうしたことから、ベラルーシは米国の大使を承認せず、大使館員を追放するなど、事実上国交断絶状態だ。

当初は反発していたベラルーシも、経済危機打開のために政治犯を釈放するなどある程度柔軟な姿勢を見せ始めている。それに伴いEUは今年2月にほとんどの制裁を解除した。

このような状況での北朝鮮大使館の開設は「北朝鮮の友好国家」「独裁国家への後戻り」とみなされることを懸念しているものと思われる。

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