レーザーポインターの「健全化」は、日本人の急務か (2/3ページ)
それによると、空港周辺の空域でレーザー照射を行った者には50万円以下の罰金が課せられる。これには凧揚げも入っているが、ともかくこの問題について政府がようやく本腰を入れたということだ。
だがこの法改正をもってしても、レーザーポインター自体の流通は阻止できないだろう。
東南アジアの観光地に行くと、土産物屋の定番商品として必ずレーザーポインターが店頭に並べられている。「祖国ではご禁制になっている品を買ってしまう」というのは、心理学の研究材料になるかもしれない。
開放的な気分の中で麻薬に手を出してしまうのと同じで、「日本にはないもの」を現地で買う旅行客は非常に多いという。
■ 「違法製品」だけではない
我々現代人は「キーワード検索」の世界に生きている。
だから、「レーザーポインター」と検索するとどうしてもネガティブな情報か、違法製品の販売サイトばかりが先頭に立つ。だが実際には、我が国の制定基準を遵守した実用的なレーザーポインターも開発されている。
たとえば8月まで、クラウドファンディングサイト『Makuake』で『スタイリッシュワイヤレスプレゼンター』という製品が出展されていた。これはUSB充電式で、パワーポイントも操作できるというものだ。この製品は、Makuake登場初日で目標金額を達成してしまった。
現在は資金集めの段階を終え、すでに商品化されている。Makuake内のスタイリッシュワイヤレスプレゼンターのページを見てみると、このような文章があった。
「携帯用レーザー製品は消費生活用製品安全法で規制されています。そのためレーザーポインターを日本国内で販売するには、経済産業省に認定された検査機関で適合検査をクリアしてPSCマークを付ける必要があります。この適合検査は非常に厳しい検査で、私たちもこれをクリアするのに6か月以上かかりました。