【プロ野球】《引退選手のドラフトをプレイバック》日本ハム・武田勝。クールな男の浪花節と野村克也監督との邂逅 (2/2ページ)
■無援護でも腐らないチームの鏡。その男が「俺のために優勝しろ!」
武田の現役時代のトピックスといえば、2011年の「5試合連続で味方の完封負けによる敗戦投手」だろう。これは2リーグ制以降では史上初の珍記録。これだけ徹底的な「無援護」でも決して腐ることなく前向きなコメントを続けて、逆に武田は男を上げた。
そんな武田が現役引退を表明した際、武田は球場のベンチを訪れ、「俺のために優勝しろ!」の張り紙を持参して選手に檄を飛ばした。この張り紙は優勝決定の瞬間までベンチに張り続けられていた…。
飄々と投げて、颯爽と去った武田。将来的には指導者としてチームに戻る含みを持たせたが、当面は「自分を磨くために勉強したい」とコメント。
とりあえずファンとしては、来季の野球中継の解説あたりでクールな武田節をじっくりと聞かせてもらいたい!
文=サトウタカシ (さとう・たかし)