水から水素を作れる、現実的な人工光合成の装置が実現か!? (3/3ページ)
たとえば、ペロブスカイトのソーラーセルを使えば、14%の効率が可能になる。
「ふたつの主要な構成部分を、それぞれ別々に最大限に活用できることも、このデザインの大きな強みです。電気を作り出す太陽光発電の部分と、その電気を水の電気分解に利用する電気化学の部分とです」とJan-Philipp Becker氏はいう。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=UI8PiIatRRQ]
彼らはこのコンセプトに関して、あらゆる薄いフィルムタイプの太陽光発電技術と、さまざまなタイプの電気分解装置に柔軟に適用できる特許を取得した。Becker氏は「われわれは初めて、市場に出すための作業をしているのです」という。
基礎研究も大事だが、それを実用化するためにアレンジをすることも非常に重要な作業だ。既存の技術を組み合わせて、産業に使えるような拡張性を備えたものにすることができれば、たとえ効率は低くても現実社会のなかで使われるようになっていくかもしれない。
前述のとおり、持続可能な世界の実現のためには、エネルギー貯蔵が重要になる。そのエネルギー貯蔵の方法として、水素はひとつの選択肢だ。こういった人工光合成の技術が進めば、水素は次世代のエネルギーの主役となっていくかもしれない。
【参考・画像】
※ From Leaf to Tree: Large-Scale Artificial Photosynthesis – Forschungszentrum Jülich
【動画】
※ From Leaf to Tree: Large-Scale Artificial Photosynthesis – YouTube