今、日本の書店で「ニューヨーク」と「フランス」の戦いが起きているという話 (2/2ページ)
そう、その書店のライフスタイルの棚では「フランス人」と「ニューヨーカー」が二分しており、競い合っているように見えたのである。
■「自分らしさ」のニューヨーカーと「シック」なフランス人フランスは「国」、ニューヨークは「都市」という違いはあるが、文化の発信地としてあまりにも有名な2つの場所。ニューヨーク在住、フランス在住というだけで、洗練されたハイソな人というイメージが浮かぶ。
では、本のネタになるほど多くの女性の「憧れ」(本当か?)であるフランス人とニューヨーカーのライフスタイルはどう違うのだろうか。
両陣営の本を読み比べた大まかな印象ではあるが、
「環境に振り回されない主体的な生き方を提案するニューヨーク」「毎日の暮らしを丁寧に自然体で生きる生き方を提案するフランス」
といったところが浮かんできた。
「パワフルなニューヨーカー」「シックなフランス人」という言い方もできるかもしれない。
■あなたはニューヨーク派? それともフランス派?ここで、おせっかいながら、ニューヨークもフランスも読んだ身として、両陣営に向いたタイプを示してみよう。
ニューヨーカーのライフスタイルの特徴はとにかくアクティブな点。代表的な著作『ニューヨークの女性の「強く美しく」生きる方法』などは落ち込んでいる人は元気になるだろうし、とにかく前向きになりたい時は助けになるだろう。
対してフランス陣営は『フランス人は10着しか服を持たない』に代表されるように、余計なものを持たない、シンプルさが売り。
前向きではあるが「ムリヤリポジティブ」ではなく、あくまで自然体。それが「シック」なのだ。酸いも甘いも噛み分けた大人の女性が行き着く「悟りの境地」といった趣すらある。周りの人間関係に疲れた時、フランス人の生活は生き方を変えるヒントとなるだろう。
ちなみに、筆者は服を2着しか服を持っていない。実にシックである。
(新刊JP編集部・山田洋介)