珊瑚(サンゴ)の骨格が人間の骨格になるとき。珊瑚から作る等身大の人骨標本
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以前、黒蝶貝にスカル彫刻を施した作品でも話題になった(関連記事)米ニュージャージー州を拠点に活動するアーティスト、グレゴリー・ハリーリが、今度は珊瑚のかけらを使った等身大の骨格標本に取り組んでいるという。
不規則な形の珊瑚から骨に近似したパーツを探し出し、人体骨格そのままに組み上げられた彼の作品を見ると、水中動物である珊瑚の骨格が、陸上動物である人間の骨格といかに類似しているかが良くわかるかもしれない。
その特有の硬質な白さと素朴な形状からなる天然素材の架空標本は、人体に限りなく近づいた異形の痕跡にも見えてくる。
海の波に洗われ、日光で干上がった白い珊瑚を一つずつ並べ、人骨を見本に指の先まで丁寧に再現した彼の作品は、巨大な流木の上に横たわる姿勢で固定されている。多孔質特有の細孔をのぞかせ、不規則な形状を保つ白い珊瑚のパーツは、天然が生み出した人骨の代用品の役割を果たしているのだ。
様々な形の珊瑚のかけらの中から解剖学的なディティールを見分けるのは根気がいる作業に思えるが、真珠層に頭蓋骨の彫刻をした経験もある彼にとってはさほど苦ではないようだ。
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彼は1975年にフィリピンで生まれ、熱帯の野生生物やその地特有の動植物に囲まれる幼少期を過ごしたという。現在の彼の創作活動に影響をもたらしたのは、豊かで過酷な自然の世界に触れた体験にあるのかもしれない。
なお、ハリーリの最近の作品はこちらでも紹介されている。
via:thisiscolossal・translated D/ edited by parumo
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