一度関係を持ったら、不倫にのめり込むのは女の方……『あなたのことはそれほど』 (2/2ページ)

マイナビウーマン

「チャンスがあったから関係してみた」 くらいの気持ちなんでしょう。 「奥さんが、自分との子どもを産むために命をかけてる最中に、自分はチャラチャラ女と遊んでる」なんて冷静に状況を客観視したりしてないんです。 これが不倫の怖いところ。

で、美都が自分にのめり込んでいくのを感じると、「面倒くせえ!」となっていきます。 そりゃそうですよね、なんの覚悟があった訳じゃないんだから、自分の会いたいときに会って、ガス抜きできる関係じゃなかったら、いりません。

一方で美都の夫、涼太は、すごくいい人なんだけど、ちょっとずつ気持ち悪くなっていきます。 美都の携帯を盗み見して有島くんとの関係を知っているのに、美都の不倫をなかったことのように振る舞い、有島夫婦のところに様子をうかがいに行く。 愛する妻の心が離れていくのを、寛大な心(のフリをして)受け止める以外に方法がわかりません。 同情を禁じ得ないんだけど、こうなると女の気持ちは離れていくばかり。 読者も「涼太はないな~」って思いながら読んでいるのではないでしょうか。 怒って暴れて、美都を責めたらよかったかもしれないのに。

美都夫婦、有島夫婦がどうなるのか、今後の展開が非常に気になります。どんどんと二組の夫婦の関係がこじれていっていて、ひやひやします。 10月8日、本日4巻が発売です。

■まとめ

人生、何をするにも覚悟が必要です。 結婚をするときには「この人と生涯パートナーの関係を築く」覚悟。 不倫をするときには「自分の結婚生活が破綻するかもしれない」覚悟。 有島くんにしても美都にしても、なにか自分の都合のいいように物事が運ぶように考えているよう。

怖い怖い。「悪い人」なんて結局は、覚悟ができていなかったり、状況を客観的に捉えていなかったりという、フツーの人です。 行動するときに「覚悟」がなければ、誰にでも道徳を侵す可能性はあるんですよね。 軽い気持ちではじめると、そのツケは結構大きいのが不倫というヤツです。

(文・イラスト 和久井香菜子)

★次回の『少女マンガに学ぶ不倫の実態』は10月15日(土)掲載予定です、お楽しみに!

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