大ヒット映画『ハドソン川の奇跡』トム・ハンクス&アーロン・エッカートに聞く映画人としての極意 (2/3ページ)

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――この映画は「プロとは何か?」というテーマや、仕事の責任を背負う男たちの映画でしたが、おふたりの映画人としてのポリシーは何でしょうか???

トムハン:個人的なアプローチでは、ある特有のテクニックはないと思っていて、与えられれば、それに対してベストな仕事をするだけだ。それが僕のやりかただね。サリー機長は自分の能力を信じていて――僕も同じだが――そこには実感が必要だよね? でも、映画だからといってデッチ上げはダメだが、仮にそうなったとしても何かの事実があって、そこから作り上げていくのであれば、いいと思う。そうじゃなければ、こういうタイトルにもならないだろう?

アーロン:俳優にとってはプロだと言われることが最高のホメ言葉だ。そのためには自分の技術を、時間をかけて実現するというわけで、俳優だけでなく機長も乗務員も皆そうだ。救助にかかわった人もそう。これにかかわったすべての人がそう、プロだと思う。あれだけの人々が生還したことは皆がプロだったからだよね。意識を持ってトライした。あなたがもしプロであれば、自分の役割をまっとうすればいいと思う。

トムハン:事実を再現するためには、なるべく真実に基づいてやらなくてはいけない。真面目に調べて、かかわった人たちがどうしたかをなるべく忠実に演じることが僕の哲学で、自分の責任でもあるよ。

――最後におうかがいしますが、イーストウッド監督は、この映画で何を伝えたかったと思いますか?

トムハン:乗客は言うことを聞いたのさ。どうしてかというと、信じられたからだ。飛行機の着水後は警察やフェリーの人々が助けてくれたわけだが、わたしたちの暮らす世界は恐れや怒り、信じられないことがいっぱいだ。だからこそ、信じることが大切だ。
機長だけが英雄じゃない。
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