森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 最低対最悪の戦い (2/2ページ)

週刊実話


 実は、その席でクリントン氏も、TPPには反対する立場を表明したのだが、クリントン氏はTPPで条件闘争を仕掛けているだけで、トランプ氏のようにちゃぶ台をひっくり返すような真似はしないとみられている。

 ただ、私は最終的にトランプ氏が大統領に就任する気がしてならない。この5年ほど、大きな選挙で、必ず私の嫌いな候補者が勝っているからだ。
 万が一、トランプ氏が勝ったらどうなるか。実はマーケットでは、すでに「トランプショック」という言葉が使われている。日本の金融緩和をトランプ大統領が認めないために、急激な円高と株価の暴落を招くだろうというのだ。
 そして、トランプ大統領誕生にともなうもう一つの大きな変化が、日本の安全保障の再構築だ。日本は、いまよりも大きなカネを支払ってアメリカに守ってもらうか、自主防衛力を強化するのか、選択を迫られることになる。どちらにしても、日本の国民負担が増えることは間違いない。悪夢は着々と近づいている。
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