【プロ野球】巨人のCS敗退は二塁手不在が原因!? 来季へ向けてレギュラー争いが激化する? (2/2ページ)
■ルーキーには大きすぎた舞台
結局、CS初戦のセカンドにスタメン起用されたのは寺内崇幸。しかし、遊飛、二ゴロ、三ゴロとそのバットから快音は聞かれず、8回に2死二塁の場面で代打を送られてしまう。この試合を巨人は3対5で落としてしまう。
そして、あとがない2、3戦目を託されたのはルーキーの山本泰寛。クルーズに次ぐセカンドでの先発出場数(18試合)を誇る山本だけに、この抜擢は決して奇策ではない。
しかし、第2戦は三振、四球、中飛。第3戦は三ゴロ、投ゴロ、遊ゴロ、三振とノーヒット。相手のファインプレーに阻まれた当たりはあったものの、結果を出すことはできなかった。
山本は慶應義塾大出身で、昨年のドラフト5位入団。奇しくもCS敗退が決まった10月10日に誕生日を迎え23歳となったばかり。
今季は、27試合に出場し打率.256。1年目としてはまずまずの数字は残したとはいえ、8月9日に2軍落ちして以来、3度目の1軍登録はCS直前の10月8日だった。バタつき感は否めず、また、大舞台での経験も山本には不足していた。
■狙うならセカンドしかない!?
巨人の内野陣は、一塁手・阿部慎之助、三塁手・村田修一、遊撃手・坂本勇人とチームに欠かせない選手たち。アクシデントでもない限り、この3人は不動だろう。となると、山本がレギュラーを狙うなら、やはり二塁手しかない。
クルーズは今季が2年契約の1年目で、来季もチームに残る。片岡も、ケガが癒えれば当然、戦力として計算されるはずだ。
まずはこの両選手に挑む形となる山本は、CSでも好フィールディングを見せたように守備力には定評がある。足も速い。となると課題は打撃。6打数無安打に終わった今回のCSを糧にしてレベルアップできれば、来季は面白い存在になるかもしれない。
文=藤山剣(ふじやま・けん)