小林麻央さん帯状疱疹を患う 乳がん患者が気をつけたい5つの病気
2016年10月14日(金)乳がんで闘病中のフリーアナウンサー小林麻央さんのブログでは、帯状疱疹にかかっていたことが書かれておりました。
最初は虫さされかと思い、皮膚科に行ったところ帯状疱疹と診断され、非常に驚いていた様子でした。
今回の「帯状疱疹」は乳がんと何か関係性があるのでしょうか。そこで乳がんの患者さんが気をつけたい疾患や症状について、医師に解説していただきました。乳がんと帯状疱疹に関係性はありますか?乳がんと帯状疱疹に直接的な関係はありませんが、乳がんの治療の際に抗がん剤を使用していると、免疫力が低下し帯状疱疹を発症する可能性はあります。 乳がん患者が気をつけたい5つの病気
乳房切除とともに腋窩リンパ節郭清によって発症しやすくなります
カンジダ症
免疫力の低下によってカンジダ症にかかりやすくなります
風邪
普段より風邪をひきやすくなるので注意が必要です
口唇ヘルペス
ヘルペスの感染も免疫力が低下によって起こりえます
放射線肺炎
放射線治療により、放射線が肺の一部にあたり、線維化することによっておこります 乳がん術後に発生しやすいリンパ浮腫

リンパ浮腫
リンパ節郭清をした場合、リンパ液の循環が悪くなるので老廃物を含んだリンパ液がうっ滞し、腕などが腫れることがあります。これをリンパ浮腫と呼んでいます。
症状
・腕や手がむくむ
・腕や手が腫れる
・皮膚が硬くなる
合併症
蜂窩織炎
治療法
・患部の圧迫
・リンパドレナージ
・可能な範囲で腕・肩のリハビリ 術後にリンパ浮腫を発生させないための注意点

◎腕を締め付けるような下着や衣服を身に付けない
◎適度な腕の運動により、リンパ液のうっ滞を防ぐ
◎重い荷物を持たないなど、腕を使いすぎないようにする
◎腕の皮膚を傷つけないようにし、感染症によるリンパ浮腫の悪化を防ぐ
◎風呂やサウナなどに長時間入らない 乳がん術後は感染症に注意

乳がんは腋窩リンパ節に転移しやすい傾向があります。乳がんの手術を行う場合はがん細胞のある乳腺の切除に加え、腋窩リンパ節郭清を行うことがあります。
腋窩リンパ節は、主に腕や手などの免疫系に関わっているので、こういった部位にから細菌が入りやすくなり、感染症を起こしやすくなります。 乳がん術後に起こりやすい症状わきの下に液がたまる
切除した部分は炎症を起こすので、体の組織液が集まりやすくリンパ液が溜まりやすくなります。
腕や肩の運動障害
本来あるべき胸部、腋窩周辺の組織を切除しまっているので、腕の周囲が動かしにくくなります。
手術創部の皮膚の知覚障害
腋窩リンパ節切除の際に周辺にある知覚神経を切除せざるを得ないこともあるので、そうした場合には知覚障害が残ります。
腕がむくむ
リンパ節郭清をした場合リンパ液の循環が滞り、結果として腕のむくみが起こることがあります。 医師からのアドバイスがんの治療が終わっても、その後の感染症の危険など気になることがありますね。
いつもと違う変化が出てきた場合は、まずはかかっている乳腺外科を受診してください。
(監修:Doctors Me 医師)