不倫女子は略奪婚で「いい嫁」になれるのか……【少女マンガに学ぶ不倫】 (2/3ページ)
自分がいかに自己中心的な論理でものを考えていたか、先妻を傷つけていたかに気がつくと、今度は自分が先妻と同じ立場にあることにも気づきます。 「生活という積み重ねの部分を切り捨てて、おいしいとこ取りの愛人」だったけれど、結婚して家庭に入ると、自分は彼の「生活の一部」になるわけです。そうして、また誰かほかの人が「おいしいとこ取りの愛人」になるんだ、と考えるようになります。
「彼は運命の人、出会ったのが遅かっただけ」と思っていたのは、自分の思い上がりだったと気づきます。 「自分のしたことは結局自分に返ってくる」と。
■真紀子に学ぶ「不倫略奪婚のその後」この作品が怖いのは、単に後妻を恨んだ先妻が呪って出てきた幽霊物語じゃないところです。 先妻の立場を追体験したことで、主人公はさまざまなことに気がつきます。 自分の知らなかった自分の姿にも触れることになりました。
既婚者と不倫する女性は、たいてい彼の奥さんに対して否定的です。 「私の方が彼とうまくやれる」と言います。 でもそれ、ホント? 自分が彼と結婚したら、ホントに今の奥さんよりも「いい嫁」になるの? 彼と生活をともにして、長く続く単調な生活を繰り返したことがないのに、どうしてそう思えるの? そもそも「いい嫁」ってなんだ?
『貴船の道』は、経験が浅く傲慢だった自分を客観的に見つめる物語です。 主人公は、後妻に収まったあとにそれに気づき、うまく修正することができました。 彼女がどんなことに気づいたかは、ぜひ作品を読んでみてください。
若い人が経験に乏しく、傲慢なのは仕方がないかもしれません。 だけど、揚々と自分を肯定して不倫をする前に、少し客観的にものを見てみたいものです。 本当にその夫婦の関係が終わっているなら、自分とつき合う前に別れるべきかもしれないし、妻に自分の存在を納得してもらう必要があるのかもしれません。 隠れてこそこそする時点で、「悪いこと」をしているわけでしょう。 だって結婚は「あなた以外の人とは金輪際男女の関係を結びません」っていう約束なのだから。 たとえ男性を奪い取ったとしても、その罪悪感が自分の首を絞めることになるんだな、と思うのです。
■まとめ私の友人で、略奪婚した女性がいます。