本当のところどうなの!? 眼科医がおしえる正しい老眼との付き合い方 (2/2ページ)
たとえば目にやさしい栄養素を摂取したり、ガムを咀嚼することで顔や目の筋肉を動かしたりする対策もありますが、効果は保証できません。市販されている目薬も、瞳を無理やり閉じさせてピンホール効果で一時的にごまかしているだけです。老眼用の遠近両用コンタクトレンズも、近いところと遠いところが両方見えるよう作られるため、結果として全体的にぼんやりしてしまうそうです。
結論は、メガネが一番!

いろいろな老眼対策があるものの、老眼を治して症状を消すことはできません。だからこそ、「ネガティヴになるのではなく、老眼といかにうまく付き合っていかに悪化を防ぐかを考えるのがよい」と岡野先生はいいます。逃げられないものはしょうがない!開き直って対策を考えていきましょう。
そこで岡野先生がすすめるのは「早くから老眼対策した多重焦点眼鏡を使うこと」です。
「老眼の症状が悪化してくる40代からではなく、10代・20代のうちから「サイバー眼鏡」ともいわれる近くも遠くも見やすい多重焦点眼鏡をかけて、多重焦点の眼鏡を使うことになれておくのがよい」と岡野先生はいいます。光学技術が発達したおかげで、多重焦点眼鏡も見た目は普通の眼鏡と一緒です。値段もあまり変わりないので、新しく眼鏡を買う予定の方は老眼対策レンズも選択肢にいれてみてはいかかでしょうか。
岡野 敬先生杏林大学医学部卒。大学病院や眼科医院で外来手術と手術を担当したのち、2003年1月より横浜市青葉区青葉台にあるスマイル眼科院長に。専門は前眼部疾患、緑内障、アレルギーなど一般眼科外来とコンピュータ支援医療。プライベートではワインとコーヒー、それに料理をこよなく愛する3児のパパ。