ある……135人（33.6％）
ない……267人（66.4％）

6割以上の学生が「謝罪する必要はない」と回答。詳しい理由を紹介します。

＜親は謝罪する必要ナシ！＞

■自分で責任をとりなさい

・成人しているから、自分の責任は自分でとるべき（女性／18歳／大学1年生）
・大人とみなされるため責任も取るべきだと思うから（女性／19歳／大学1年生）
・年齢的にSMAPより一回りほど若く、知名度もあり後任には最適だから（男性／23歳／大学4年生）
・大人なのだから自分の落し前は自分でつけるべき（女性／21歳／大学3年生）

20歳を過ぎたら、たとえ学生でも「大人」として扱われるべき。それなら、自分の行動には責任を持たなくてはいけませんね。

■親に謝られても……

・親の謝罪とかいみない（男性／21歳／大学4年生）
・大人が謝って済むと思ってる感じは逆に責任逃れに見えるから（女性／21歳／大学4年生）

子どものケンカならともかく、大人の不祥事ですから親に謝られても意味がないかもしれません。

■親には無関係

・その子どもが勝手にやったことだから（女性／20歳／短大・専門学校生）
・家族のつながりを重視する考え方は古く、個人に責任をもたせる社会に変わらなければならないから（男性／23歳／大学4年生）
・もう成人しているから親は関係ないと思うから（女性／21歳／大学3年生）
・もう成人しているのにまだ親のせいにするのは、親離れできていない印象を受けるから（女性／22歳／大学3年生）
・20歳以上になると自己責任だし、親元から離れてからも親がいちいち監督するのは不可能だから（男性／21歳／短大・専門学校生）

子どもが20歳を過ぎても親が責められるのは、理不尽だと思う人もいるようです。

＜親は謝罪すべき！＞

■いくつになっても「子」だから

・親としての責任はいくつになってもあると思うから（女性／19歳／大学2年生）
・日本では欧米とは違い、親子関係が密な人が多いため責任をとるという道義的観点から見て必要だから（男性／23歳／大学4年生）
・どういった人間になるか、の要因の一つとして親の教育などがあると思うから。ただし、必要以上に謝る必要はない（女性／22歳／大学4年生）

子どもが成人を迎えたとしても、親は親であり続けます。問題を起こすような人格に育て上げた責任を指摘する声も目立ちました。

■スルーは無理!?

・全く無視もできないと思うから（女性／18歳／大学1年生）
・身内として、親が不祥事を起こしても迷惑をかけたことに対して、詫びることはあると思う。だから、子どもが何か悪いことをしたら、第一に本人に責任があるという前提で、家族として謝ることは不自然ではないと思う（女性／22歳／大学4年生）

いくら自己責任とはいえ、身内が迷惑をかけたら申し訳ないと思うもの。他人の視線も気になります。

■独立していないなら……

・大人の歳ではあるが、まだ親に養ってもらっている立場だと思うから（男性／22歳／大学3年生）
・親とどこまで癒着があるかにも寄るけど実家に住んでたり養ってもらってるなら謝罪すべき。完全に独り立ちなら要らないと思う（女性／22歳／大学4年生）

学生は成人を迎えても、親に養ってもらう立場。その状況で不祥事があれば、監督責任を追及されても仕方がない!?

もしも自分が不祥事を起こしたとしても、親は謝る必要がないと思います。でも、親はきっと謝ることになるんだろうな……。どちらが正解ともいえない問題ですが、そんな心配をしなくてすむよう、親に迷惑をかけない人間になりたいですね。

文・OFFICE-SANGA　藤井蒼

マイナビ学生の窓口調べ
調査時期：2016年9月
調査人数：大学生男女402人