咳が止まらない時に考えられる5大疾患について!原因はなに?
風邪をひいて咳が止まらない、なんてことは誰でも一度や二度は経験したことがあると思います。
ただ、あまりにも長引くような場合、もしかしたら思いもよらぬ疾患の可能性もあります。今回は、長引く咳について迫ってみたいと思います。
□咳が止まらない時は重大な疾患が潜んでいることもある
□喫煙が最大のリスクファクターである
□早期治療が早期回復のためには必要である咳が止まらない疾患その1:結核結核は結核菌に感染することによって起こる感染症です。昔は死因のナンバー1だった時期もありましたが、治療技術の向上によって、罹患者の数は一時期に比べれば激減しました、
とはいっても、今でも日本では毎年2万人程度の発症がみられており、注意が必要な感染症であることに変わりはありません。
原因
直接的な原因は結核菌に感染することです。ただし、結核菌に感染すると直ちに発症する訳ではありません。免疫機能が正常に働いていれば、結核菌は活動することが出来ずに檻に閉じ込められたような状態になります。
ただ、なんらかの原因によって免疫機能が低下すると、結核菌が悪さを始めるという訳です。
症状
結核と言うと、よく時代劇などで急に「ゴホゴホ」と咳こんで、手のひらに血がベットリなんてシーンがありますが(新選組の沖田総司なんかが有名ですよね)、結核の主な症状は咳や痰、喀血などが挙げられます。
なりやすい人
結核は「感染=発症」ではなく、免疫力が低下している時に発症します。
そのため、自己免疫疾患(関節リウマチや膠原病など)を持っている人や、ガンを治療中で免疫力が低下している人、風邪をひいている人などがなりやすいといわれています。
また、そもそも免疫力が低い乳幼児が感染した場合、重症化しやすいので注意が必要です。 咳が止まらない疾患その2:風邪

風邪ってなに?なんて人はいないと思いますが、風邪は医学的には「かぜ症候群」と呼ばれており、主に上気道に見られる感染症のことを言います。上気道は、鼻から喉にかけての空気の通り道のことを言います。
原因
原因のほとんどはウィルスによるものでありインフルエンザもこれに含まれます。
症状
かぜ症候群は上気道に見られる炎症性疾患なので、くしゃみや鼻水、喉の腫れ、咳などが主な症状です。場合によっては発熱を伴うこともあります。咳が止まらない疾患その3:気管支喘息気管支喘息は、空気の通り道である気管支が慢性的に炎症を起こしてしまう疾患です。炎症によって空気の通り道が狭くなったり、感覚が過敏になったりすることで症状が現れます。
原因
アレルギーの存在が指摘されています。また、運動によって発作を起こしたり、ある種の薬剤に反応して起こることもあります。
症状
気管支喘息の主な症状は咳と痰です。咳を繰り返すことによって炎症がひどくなり、気管支がさらに狭くなってくることで呼吸困難をともなうこともあります。"咳が止まらない疾患その4:慢性閉塞性肺疾患

慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)は、COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)とも呼ばれており、
タバコなどの有害物質を吸い込むことによって、肺に慢性的な炎症が現れる疾患のことをいいます。
命にかかわることもある疾患なので、喫煙習慣のある人は特に注意が必要です。
原因
慢性閉塞性肺疾患の最大のリスクファクターはタバコです。喫煙者の20%程度が慢性閉塞性肺疾患になると言われており、実際に慢性閉塞性肺疾患を発症した人の90%が喫煙経験のある人だということです。
タバコはやめたからと言ってすぐに肺が綺麗になる訳でもなく、それまでにどのくらい吸っていたのかが重要となります。他にも大気汚染が原因となることもあるそうです。
症状
慢性的に咳や痰が続くことによって、呼吸困難と胸郭(胸板)が前後に膨らんできたりします。また、何か作業をする時に息切れが出やすくなります。
ただし、慢性閉塞性肺疾患は初期症状が見られないことが多く、症状が顕在化した時にはすでに相当程度進行している可能性があります。自覚症状が現れた場合には直ちにタバコをやめるべきです。咳が止まらない疾患その5:マイコプラズマ肺炎マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという微生物によって惹き起こされる非定型肺炎(異型肺炎)です。
肺炎球菌などが原因となる定型的な細菌性肺炎とは違って、重症感が少ないのが特徴です。幼少期から青年期に多く見られる疾患です。
症状
初期症状としては、乾いた咳や発熱、全身の倦怠感が見られます。その後、徐々に痰が絡んだ咳が出るようになり、血痰がみられることもあるそうです。
罹患者の4分の1程度に吐き気やおう吐、下痢がみられます。タバコは百害あって一利なし!慢性閉塞性肺疾患に限らず、咳をともなうような病気にとってタバコは大敵です。
自分が吸うだけでなく、周囲の人間にもリスクを及ぼすので、家庭を持っているような人はそろそろタバコから卒業すると良いのではないでしょうか。
(監修:Doctors Me 医師)