子宮筋腫で開腹手術をするケースとは?矢部美穂さんの症状から解説
2016年10月20日(木)のニュースで、タレントの矢部美穂さんが子宮筋腫治療のため10月25日に開腹手術を行うことが報じられました。そのため約2週間入院されますが、11月12日には仕事復帰予定とのことです。
今回矢部美穂さんが行う「開腹手術」はどのよう方法なのでしょうか。子宮筋腫の概要、手術の対象となる症状などを医師に解説をしていただきました。矢部美穂さんの子宮筋腫の症状
報道によると、大きなもので直径6㎝程度です。
筋腫の数
大きな筋腫のほかに、小さな筋腫も6個から8個程度あるということですので、全部で7~9個程度ということになります。
開腹手術までの経緯
腹腔鏡手術を行うため大きい筋腫を縮める注射を半年間続けてこられましたが、筋腫が2cmほどしか小さくならなかったために開腹手術を行うとのことです。
筋腫を縮める注射
子宮筋腫は女性ホルモンの一種であるエストロゲンの作用を受けて増大するといわれているため、このエストロゲンの作用を抑える注射などを行う場合があります。 子宮筋腫とは

子宮にできる良性の腫瘍であり、成人の女性の2~3割の方にみられるといわれています。
子宮のどの部分に筋腫ができるかによって、筋層内子宮筋腫、粘膜下子宮筋腫、漿膜下子宮筋腫などに分類されます。 子宮筋腫の症状

■経血量の増加
■月経痛が強くなる
■貧血
■めまい
■不妊
■流産子宮筋腫における腹腔鏡手術

腹腔鏡手術内容
お腹に小さな穴を数か所開けて、ガスを入れて空間を作り、見やすくしたうえで、その穴から管を通じてお腹の中に腹腔鏡を入れてテレビモニターでみながら手術を行うものです。
対象となる子宮筋腫の状態
一般的には、癒着などの少ない小さなものが対象になることが多いです。
腹腔鏡手術のメリット
傷が小さく目立ちにくいこと、また、術後の回復が早いことなどが挙げられます。
腹腔鏡手術のデメリット
時間がかかること、出血がうまく止められない場合、癒着があってうまく手術が行えない場合などは開腹手術に変更する必要がある場合があります。 腹腔鏡手術の入院に関して入院期間
通常は特に問題がなければ術後3~5日くらいで退院となることが多いです。術前の入院と合わせて一週間くらいのことが多いかもしれません。
費用
収入などによって異なりますが医療費本体が60万円くらい、うち自己負担が3割くらいのことが多いです。月の上限などが決まっていることが多いと思うので、個別に確認する必要があります。 子宮筋腫における開腹手術

開腹手術内容
お腹を開いて行う手術で、お腹を横に切る横切開と、縦に切る縦切開(正中切開)の2種類あります。
対象となる子宮筋腫の状態
筋腫が大きかったり、たくさんあるとき、また癒着が疑われるときなどに行われることが多いです。
開腹手術のメリット
お腹の中の状態を直接確認しながら手術が行え、操作も行いやすく、短時間で終わります。
開腹手術のデメリット
術後の回復に時間がかかり傷が目立ちやすいデメリットがあり、入院期間が長くなることが多いです。子宮筋腫における開腹手術の入院期間と費用入院期間
10日から2週間前後であることが多いです。
費用
保険を使用して20数万円程度であることが多いです。 医師からのアドバイス子宮筋腫は非常に多い病気です。経血量が増えたり、生理痛が強くなってきたときなどは恥ずかしがらずに婦人科で見てもらうようにしましょう。
(監修:Doctors Me 医師)