医師が解説! 「頭痛薬を飲み続けたら効かなくなる」はウソだった!? (2/2ページ)
■頭痛が悪化するNG行動とは?
ほとんどの人は頭痛のことを「片頭痛」として一緒くたに考えていますが、実は片頭痛を抱えているのは一部の人。一番多いのは、「緊張型の頭痛」だと言われています。両者を見極めるポイントは、慢性的に起こるのが「緊張型の頭痛」、1週間に2回など周期的に起こるのが「片頭痛」だということ。そして、この2つではNG行動に少しちがいあります。
まず、頭を締めつけられるような痛みが特徴の「緊張型の頭痛」は、目の酷使や同じ姿勢の継続、肩こり、運動不足、体の冷えが原因で発生します。デスクワークの女性は、このような状況に陥りやすいので、緊張型の頭痛を抱えている人が多くいます。
一方でズキン、ズキンと拍動性の痛みが起こる「片頭痛」は、不規則な生活や睡眠不足、お酒の飲みすぎによって引き起こされます。また、緊張型の頭痛とは対照的に、体を温めることが増悪因子となるので要注意! むしろ片頭痛の場合は、首筋や頭部を冷やすと緩和されることもあります。
■頭痛が起こってしまったときの対処法今までの経験則から、ある程度「緊張型の頭痛」あるいは「片頭痛」なのか判断できる場合は、上記で挙げたNG行動を避けることが対処のカギです。疲れを感じたら、セルフマッサージや軽い体操をして休憩をとることも効果があるかと思います。ただし、激しい片頭痛を感じる場合は体を動かしすぎないよう注意してください。
また、一般的な頭痛薬は、症状を感じたら早期に服用することをオススメします。痛みが激しくなってから服用しても、痛み止めは効きにくくなってしまうためです。落ち着いて“痛みを感じはじめたら”服用するようにしてくださいね。
取材協力・監修/阿保義久(北青山Dクリニック院長)
東京大学医学部卒業。医学部卒業後、外科医となることを選択。2000年に北青山Dクリニックを設立し、外科医としてのスキルを生かして日帰り手術を行うほか、病気を作らない予防医療、治癒が可能な段階で早期発見するための人間ドックの実施、生活の質を高めるためのアンチエイジング療法まで、質の高い医療サービスの提供に励んでいる。
(取材・文:井田愛莉寿/マイナビウーマン編集部)