《人喰いバクテリア》手足が壊死することも…症状と感染源について (2/3ページ)
また、劇症型溶血性レンサ球菌感染症に罹った人に接触することによって感染するということです。劇症型溶血性レンサ球菌感染症の症状前駆症状
劇症型溶血性レンサ球菌感染症に感染すると、痛みが現れる前に発熱や悪寒、筋肉痛や下痢といった、インフルエンザの様な症状が患者さん全体の20%に見られるということです。
初期症状
劇症型溶血性レンサ球菌感染症の初期症状として最も一般的なのは、急激に始まる疼痛(うずくような痛み)であり、しかも痛み方がひどいのが特徴ということです。
また、鼻水や喉の痛み、咳やだるさを訴える患者もいるということです。
後発症状
急激に始まる疼痛に続いて、圧痛や全身症状が見られるようになります。
全身症状としては発熱が最も多いのですが、患者全体の10%に低体温が見られることもあるということで、その場合にはショック症状が疑われることとなります。
圧痛が見られる場合には、局所的に腫れやむくみが現れていることが多く、場合によっては水ぶくれが出来ることもあり、水ぶくれが破れて皮膚の糜爛(びらん、ただれること)が見られることもあるそうです。
さらに、患者さん全体の55%程度に昏睡状態や好戦的な態度をとるといった、錯乱状態が見られることもあるということです。
劇症型溶血性レンサ球菌感染症を発症すると、数十時間以内には軟部組織の壊死や急性腎不全、成人型呼吸窮迫症候群 、播種性血管内凝固症候群などが起こり始めます。
そして、多臓器不全を引き起こして、ショック状態から患者全体の30%程度が死に至るということです。最近では、妊産婦の症例も報告されているそうです。劇症型溶血性レンサ球菌感染症の治療薬物療法
劇症型溶血性レンサ球菌感染症の患者さんは、集中管理のもとで、抗菌剤による治療が行われます。
抗菌薬としてはペニシリン系の薬剤が第一選択薬であるということです。免疫グロブリン製剤の効果も報告されているということです。
輸液
血圧を維持するために、大量の輸液が行われる必要があるということです。