トップ2シードを破り決勝に進んだのは今西美晴と大前綾希子、初優勝ねらう決勝は同級生対決 [第91回 三菱 全日本テニス選手権] (2/2ページ)
ふたりの持ち味がぶつかり合って試合はファイナルセットにもつれたが、最後は大前の攻め気あふれるプレーが上回った。
「加藤さんはミスが少なくて鉄壁の“壁”。でも、守っていては勝てない。自分のテニスを貫こうと打ち切りました」と、大前は会心の勝利を笑顔で振り返った。
加藤が悔やんだのは、ファイナルセットの戦い方だ。
「相手の思い切りのいいプレーに押されて、受け身になってしまった。自分はそれに対して発想が出てこなかった」
前週に中国で行われた5万ドル大会のダブルスで優勝して休みなく全日本に入った大前。3回戦、準々決勝でもフルセットをプレーしているが、またしてもフルセットにもつれた準決勝後にも「疲れはあるけれど、それよりも楽しい。いい疲れだと思う」と充実感を漂わせた。
決勝を争うことになる大前と今西は同学年。今西は1992年生5月まれの24歳、大前は1993年1月早生れの23歳で、「7歳のときの京都市民コートで対戦したのが初対戦。先に(今西)美晴が決勝進出を決めていたので、私も勝ってこのコロシアムで試合をしたいというのがあった」と大前は勝利のモチベーションについて明かした。
「初めて美晴と試合したときには、こんなに拾ってくる人がいるんだと衝撃を受けた」と7歳当時を振り返った大前は、「もちろん勝ちたいが、楽しんでプレーしたい。自分のテニスを貫きたい」と決勝に臨む意欲を語った。
(テニスマガジン/ライター◎田辺由紀子)