農業以外にヘルスケアも?! 女子大生がレクチャーする、「農学専攻」で学べること【学生記者】

こんにちは!慶應義塾大学のみゆです。
私は環境情報学部に所属して農学やバイオ分野について学んでいるのですが、みなさんは「農学」と聞くとどのような印象をお持ちですか? 野菜を育てているイメージ? はたまた、牛や羊などを飼いならしているイメージ? さまざまなものが頭に浮かんだと思います。しかし、私の友人などが抱いているイメージを聞いてみると、実際の農学の分野とイメージとでは大きな乖離があると感じることが非常に多いです……。そこで今回はそんな「農学」のイメージががらりと変わる、そんな農学について紹介していきます。
■ノウガクのイメージ
「農学」という言葉は、あまり馴染みのない単語だと思いますが、字面から推測しようとすると、
「農」って書くくらいだから農業やるんじゃないの??


のような印象を持たれる方が多いのではないでしょうか? この2つのイメージは間違っていません!
上記のように、スローライフを代表するような農業や酪農に関する知識を勉強したり実践したりするのも農学の一部です。逆に言えば、それらの分野以外にもまだまだ農学がカバーする範囲があるということです。
■農学の定義
農学とは「農業・林業・水産業・畜産業などに関わる応用的な学問」とWikipediaには定義されています。ただ、農学を専攻している私から見ると農学を学んでいる学生は「応用的な学問」でまとめられている部分を勉強している方が多いように見えます。
Wikipediaの定義を見ても、「応用的な学問って何?? 曖昧すぎてよく分からない……」となる方も多いでしょう。分かるような、分からないような、しっくりこない表現ですよね。この「応用的な学問」を説明する際の例として私の周囲で挙げるとすると…
1.土壌と植物の関係を学ぶ
2.ヒトの腸内環境について学ぶ
3.作物の味を決める成分について学ぶ
など私の周囲だけでもさまざまな分野を学んでいる「農学」専攻の学生がいます。1の「.土壌と植物の関係」ならまだ農学のイメージで想像つく方も多いと思いますが、2の「ヒトの腸内環境」になると、もはや医学の分野ではないかと思われる方もいるかもしれません。「農学」という学問がカバーする内容は広く、時々医学と農学がボーダーレスになり、双方の先生が共同研究していることも珍しくありません。
■「農学」のトレンドはヘルスケア分野
最近じわじわテレビでも取り上げられていますが、腸内環境を整えることにより、人体の健康に多大なメリットをもたらすのではないかと考えられています。便秘解消だけでなく、肥満になりにくくなるように体質改善ができるかもしれません。こうした、ヘルスケア寄りの学問も「農学」の範囲になります。
ヘルスケア分野を専門にするある友人は腸内環境と食品の関係について、「ある食品を継続的に摂取することにより腸内環境が変わってガンを予防できるだろう」という仮説に基づいた研究を行っています。日々実験を繰り返して、結果を得ては考察をする。悩みつつも楽しんでいる姿は本当にかっこいいです。
◆まとめ
いかがでしたか? 農学に対するイメージが少し変わったのではないでしょうか? 実は農学という分野の学問は、身の回りの生活のいろいろなところに関わっています。今回のコラムを通して、農学は農業についてだけを学ぶ学問領域ではないことを知って頂けたら嬉しいです。
<大学生のまずこれステップ>
1.農学は農業・酪農についてだけ学ぶ学問ではないことを知る
2.農学の実態についてネットなどで調べてみる
3.興味を持ったら農学専攻の友人に詳しく話を聞いてみよう
文・みゆ