体力づくりは年齢相応に! “突然の運動”の危険を知る(1) (2/2ページ)

週刊実話


 さらに、肥満のほかにも糖尿病や軽度の高血圧と脂質異常も加わり、かかりつけの医師から「無理をしないで適度の運動を」と指摘されたため、熱心にウオーキングなどの運動を心掛け、1日の歩数は平均で1万2000歩前後、マシントレーニングなどもこなした。

 しかし、ある日、ジムのスタッフが運動負荷テストを行った際、トレーニングで一定の強度を超えると心臓が酸欠状態になることが確認されたため、病院で詳しく検査を受けるように勧められた。
 結果、大畑さんは冠動脈が99%狭窄を起こしていたことが判明。いつ心筋梗塞を起こしてもおかしくない状況と分かり、運動どころではなかったのだ。病院では直ちにステント(金属製の網)を使って血管を広げる手術が行われ、事なきを得たという。

 こうした例を含め、前出の立花氏はこう警鐘を鳴らす。
 「検診で悪い数値を指摘されると、頑張って運動をしなくては、と思う。しかし、それが命を落とすことに繋がることがあるのです。運動より先に、食事療法や薬の服用で現在の高い数値を下げた方がいい人もいる。動脈硬化のリスクが高い人は、スポーツジムに通ったり、ジョギングや水泳といった運動を自己判断で始めることは慎むべきです」
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