もはや日本に居場所ナシ?LDH海外進出に業界から”シビアな視線” (2/2ページ)
■”ブラック企業”イメージが定着したLDH
「この様な特典商法に少しずつファン離れが加速しています。国内での売り上げは完全に頭打ち状態となっているため、今回の海外展開も、そんな国内市場に限界を感じて、早い内に日本を飛び出そうということなのでしょう。しかし、海外事業はそんなに簡単ではない。安易な戦略としか言いようがないですね」(音楽業界関係者)
このような商法が通用するのも日本だけ、との声も大きいだけに、海外戦略に明確な勝算があるのかは疑問だ。世界で大幅な赤字を作って、おめおめと日本に帰ってくることにならないといいのだが……。
LDHは7月に『週刊文春』(文藝春秋)が報じた、社内で蔓延する“体育会系イジメ”がいまだに収まっておらず、法外な残業もなお続いているという。さらには同じく『週刊文春』が、三代目JSBのレコード大賞を1億円で買収したと報じ、衝撃が走ったばかり。
「社長のHIROは、2020年の東京オリンピックで開会式出演を目論んでいるようですが、実現の可能性は薄い。今回の海外進出も、LDHブランドを大きくして国内でのイメージを何とか回復させたいと考えたのでしょうが、あまりにも印象が悪すぎる。信頼回復は難しいのではないでしょうか」(芸能記者)
日本を飛び出す前に、まず国内での信頼回復を目指すべきなのではないだろうか。
- 文・橘カイト(たちばな・かいと)
- ※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。