リアル「校閲ガール」の失敗談まとめ トンデモ間違い見逃しちゃいました! (2/2ページ)
あー、やっちゃった... ちょっとしたミスなのに大迷惑
次に紹介するのは、校閲者の責任の重さが痛いほど伝わってくるリアルな失敗談です。
――"本の最後につけられる奥付(出版社名などが記載されているもの)で電話番号に誤植があり、他社の電話番号だった。訂正シールをつくって社員総出で都内書店で貼って回った。"
ドラマにも登場した"訂正シール"。自分が見逃したミスを社員総出で訂正なんて申し訳ない気持ちでいっぱいになりそう。
社内に迷惑をかけるのももちろんつらいですが、もっとつらいエピソードも寄せられています。
―― "ライバルメーカーにあたるA社とB社の会社名を入れ違えて掲載してしまった。両社から「よりによって」と怒られ、顛末書を求められて、平身低頭して謝罪文を書いた"
これは、会社の責任が問われかねない重大なミス。書いた謝罪文は、編集長に「ここまで謝る必要はない」とその半分が削られるほど、平身低頭なものだったそう。1つのミスで社内だけでなく社外の関係者にも迷惑をかける可能性があることがよくわかるエピソードです。常にこんな危険と隣り合わせなんて、想像しただけで胃がキリキリします。
「もろちん」世に出てしまった失敗もあります...最後に紹介するのは、校閲者の目を通り抜けて世に出てしまったクスっと笑える誤植です。
2016年10月11月、推理小説作家の石持浅海さんが
「最近校閲さんの話題で盛り上がっていますが、作家、編集、校閲のすべてのチェックをくぐり抜けた僕の本を紹介しましょう。」
とツイッターに投稿した小説の写真にはこう書いてあります。
どこがミスか気づきましたか? 冒頭の4文字に注目です。本来「もちろん」とならなければいけなかった4文字が「もろちん」になってしまっています。"ち"と"ろ"の形が似ているので、見逃してしまったのでしょうか。なんとも惜しいミスです。
校閲の大変さは、校閲者自身からも「校閲者の目を通したどんな書籍や雑誌にも、必ず何かしらの誤植がある。完璧にミスのない書籍・雑誌は存在しないのではないか」と言われるほど。
決して華やかではないかもしれませんが、責任重大。まさに"地味にスゴイ"仕事なのですね。