ママ&赤ちゃんにも危険が…妊娠・出産時にリスクを伴う疾患まとめ
2016年10月14日に第一子となる長男を出産した川村ひかるさん。「出産時のリスクがとても高かったため、母子ともに無事に出産できて涙が止まらなかった」と語られています。
今回は、そんな川村ひかるさんが「命がけの出産」となった原因でもあった「脳動脈瘤」と「臍帯卵膜付着」の出産リスクを医師に解説していただきました。脳動脈瘤と妊娠・出産のリスク
脳の血管壁の一部が弱くなったり薄くなったりして、こぶのように膨らんだものです。
脳動脈瘤を患った妊娠・出産
妊娠によって破裂のリスクが高くなり、頻繁ではありませんが脳動脈瘤の破裂による妊娠中のくも膜下出血で、妊婦さんが亡くなってしまうことがあるとされています。妊娠中期から後期にかけてが多いようです。 臍帯卵膜付着と出産のリスク臍帯卵膜付着とは?
正常では胎盤から出ているへその緒が、卵膜にくっついてしまっていることで、へその緒の血管を守ってくれる組織がなく、そのままむき出しになっている状態です。
臍帯卵膜付着を患った妊娠・出産
出産のときに圧迫されてしまうと、胎児への血液の供給などにより直接的に影響を与えてしまいやすくなります。
妊娠・出産時に妊婦へのリスクを伴う疾患

肥満症
妊娠中に高血圧や妊娠糖尿病などのリスクが高く、難産になりやすい傾向があります。
甲状腺機能亢進症
妊娠中に甲状腺ホルモンのコントロールが悪いと、流産率などが上がるといわれます。
若年妊婦
15歳以下の非常に若い妊婦さんだと早産や貧血が起こりやすく、子癇前症のリスクが高まります。
心疾患
妊娠によって循環血液量が増えることなどにより、心臓への負担がかかってしまいます。状態によっては妊娠・出産は難しいこともあります。
腎疾患
腎臓も妊娠によって大きな負担のかかる臓器の一つです。妊娠の早い時期から腎機能の問題で血圧が上昇してしまうこともあります。妊娠には主治医の許可が必要です。
妊娠・出産時に赤ちゃんへのリスクを伴う疾患

高齢妊婦
35歳以上の妊娠では、胎児の染色体異常や流産・死産のリスクが高まります。
糖尿病
血糖コントロールが悪いと、赤ちゃんに先天的な異常が出たり巨大児になったりするリスクが高まります
風疹
特に妊娠初期に妊婦さんが風疹に罹ると、赤ちゃんに先天性風疹症候群と呼ばれる難聴や心臓の異常、目の異常などが現れることがあります。
トキソプラズマ感染症
妊娠中に初感染することによって、赤ちゃんに精神発達遅滞や視力の問題が現れることがあります。
B群溶血性連鎖球菌感染症
GBSとも呼ばれるもので、常在菌ですが、経膣分娩でお母さんから赤ちゃんに産道感染すると赤ちゃんに重大な問題を起こすことがあることが知られています。 最後に、医師から一言お願いします妊娠はいつどんな場合もリスクを伴いますが、持病がある場合はなおさらリスクを伴います。より計画的に、状態を整えてから妊娠する必要がありますよ。もちろん、妊娠中のコントロールも万全を期しましょうね。
(監修:Doctors Me 医師)