増加している性感染症「梅毒」 知っておきたい恐るべき症状 (2/3ページ)
また、唇、肛門、口腔内、喉など、柔らかい皮膚や粘膜性の部位にも感染し、しこりができるそうです。しこりに続いては、リンパ節の腫れが起こります。
全身にあるリンパ節のうち、性器に近い太ももの付け根のリンパ節が腫れるとのことです。
しかし、まだ痛みは現れず、このリンパ節の腫れ自体は時間が経つと落ち着いてしまうのです。性感染症は、まだまだ心理的に受け止めにくい病気です。
そのため「様子をみてみよう」と受診をせず梅毒の治療の大事なチャンスを逃してしまいやすいのです。第2期は全身の症状が現れる次の段階の症状は早い人であれば1か月半程度でみられますが、進行のゆっくりな人であれば、なんと1年もの期間がかかるそうです。
そして、この段階では、病原菌はすでに全身に感染しているといって良いでしょう。つまり、全身に症状が現れてくるのです。
赤い発疹が全身に現れ、まるで大小のバラの花が全身に咲くようであることから、「バラ疹」と言われます。
そして、バラ疹が治ると濃い赤色の小さくて、やや硬めの発疹が現れてくるそうです。この小さい発疹は、性器や肛門、脇の下などに現れて徐々に形を変えて直径1cmくらいの扁平型になり、分泌物を出すようになってきます。
これを「扁平(へんぺい)コンジローマ」といい、梅毒症状の特徴のひとつとされています。
この頃には、発疹ができては乾燥して剥がれてといことを繰り返すため、全身からフケのような粉状のものが落ちたり、倦怠感や体重減少、食欲不振、発熱など全身の症状がみられてきます。
しかし、なんとこの後症状は改善したかのように消えてしまい、あたかも治ったかのようになるのです。これが梅毒の怖いところなのです。第3期~4期になると全身性の重篤な症状第2期までの症状を経て眠りについたかのような梅毒は、数年後に再度表面化してきます。
体内で眠っているかのように静かに数年をかけて、じわりじわりと皮膚や筋肉、骨などに腫瘍を作り、さらに長い時間をかけて、多くの臓器に感染します。