就職活動中にはさまざまな企業を知り、そして多くの人と出会うことになります。こんな「出会い」を楽しむのも、就職活動中ならではのおもしろさなのかもしれませんね。実際に就活を通して仲良くなる人たちもいますが、就活の先輩たちはいったいどうだったのでしょうか。社会人男女のみなさんに、就活中に出会った人とのLINE交換エピソードを伺いました。

Q.就活中に出会った人とLINE交換したことはありますか？

「ある」……26.7％
「ない」……73.3％

まずは多数派である「ない」派意見から、それぞれの理由も詳しくチェックしてみましょう。

＜就活中に出会った人とLINE交換したことが「ない」という社会人男女の意見＞

■必要ありません

・連絡を取る必要を感じなかった（男性／23歳／建設・土木）
・誰かと関わると怠けるので関わらなかった（男性／27歳／農林・水産）
・どうせ連絡をとらなくなると思ったから（女性／28歳／ガラス・化学・石油）

就職活動中に出会った相手とは、妙な連帯感を抱きやすいもの。しかし冷静になって考えてみると……お互いの何も知らないまま、ただ一瞬すれ違っただけの相手なのでしょう。自分の状況に集中するため、あえて周囲をシャットアウトする方も少なくないようです。

■本当はしたかったけれど……!?

・しようとしたけど、ダメだった（男性／27歳／電力・ガス・エネルギー）
・情報交換したいと思ったが、差し出がましいと思ったから（男性／28歳／農林・水産）

本当は少し興味があったけれど……！　連絡先交換に至るまでには、タイミングも重要なもの。「そういえばできなかったなぁ」なんて方も、意外と多いのかもしれませんね。

■漏えい防止

・できるだけ個人情報を開示したくなかったから（女性／29歳／ソフトウェア・情報処理）
・なんだかんだいって、個人情報が不安だから（女性／26歳／その他電気・電子関連）

たとえLINEであっても、個人情報は個人情報！　トラブル回避のため、厳重に取り扱いたい！と感じる方もいるようです。特に女性にとっては、どんなときでも自分を守る意識を持つことが重要なのでしょう。

では次に、「ある」と答えた方々の意見を紹介します。

＜就活中に出会った人とLINE交換したことが「ある」という社会人男女の意見＞

■情報交換！

・同性であり、同じ地方の就活生として有益な情報交換できると思ったため交換いたしまし（男性／26歳／その他）
・同じ企業を受けている人の意見や考え方は参考になると思ったから。単に一人での活動が多かったためさみしかったから（男性／25歳／医療・福祉・介護サービス）
・相手が次の選考に進めたかどうかを知れば、今後の参考にできる（女性／26歳／その他メーカー）

厳しい就職活動を勝ち抜けていくためには、的確な情報をいち早くつかみ、他者よりも優位な立場に立つ必要があります。就活中の連絡先交換には、こうした情報交換の意味もあると言えそうです。

■実は出会いのチャンス

・かわいい子がいたので（男性／28歳／生命保険・損害保険）
・就活に有益というより、よい友人になれると思ったから（男性／25歳／官公庁）
・待合室で仲良くなり、社会人で飲み会に行っている。違う機関でも、仕事面で関係ある立場になることもあり、人脈が広がった（男性／22歳／公益・特殊・独立行政法人）

就職活動中は、自身の活動に集中するべき！という意見もあるかと思いますが、実はそれだけではもったいないのかもしれませんね。恋愛、友情、そして今後の人脈などなど……。全てひっくるめて「出会い」を楽しむ余裕があれば、ハッピーな就活ができるのかもしれませんよ。

■トラブルもアリ!?

・メール交換したが宗教の勧誘をされるようになった（女性／28歳／フードビジネス）

就活中のLINE交換にはメリットがいっぱい！と思いきや……実はトラブルに遭遇した経験がある方も。ただでさえ大変な時期に、面倒な事態は遠慮したい！ と思ったら、やはり相手は慎重に見極めるべきと言えそうです。

LINE交換した経験がある方は、全体の3割弱と、ごく少数にとどまりました。メリットもデメリットもあるのが、就活中の連絡先交換。自分だったらどうしたいか、考えてみてはいかがでしょうか。

（ファナティック）

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時：2016年10月13日～2016年10月24日
調査人数：社会人男女150人（男性69人、女性81人）