【胃腸炎の基礎知識】症状・感染経路・予防対策を解説
季節を問わず、定期的に流行するものとして胃腸炎という症状があります。テレビなどでよく見ますが、実際のところどのような症状なのかわからないという人も少なくありません。
今回は、胃腸炎についてご紹介したいと思います。
□胃腸炎の症状や原因はいろいろな種類がある
□胃腸炎の症状の程度は個人によって違う
□胃腸炎は対策することにより予防しやすい胃腸炎とは? 胃腸炎というのは、季節的なものではなく通年を通してかかりやすい病気です。一言で胃腸炎といっても、色々な種類の原因があります。
一般的には、細菌やウィルスなどが原因とされるものがほとんどではありますが、それ以外の原因によるものも少なくありません。
症状も様々であり、正常な成人の場合、軽い症状で済むこともありますが、乳幼児や高齢の人の場合、症状によると脱水症状を起こしてしまい、最悪のケースでは命の危険にさらされることもあります。
ですので、自分自身が胃腸炎になってもあまりひどくないからと言って必ずしも誰もが症状が軽いとは言い切れないのです。また、自分自身もその時の免疫能力によっては、症状がひどくなってしまう事も少なくありません。
胃腸炎の症状胃腸炎というのは、どんな症状が発症して、どれくらいの長さ、どれくらいの酷さになるのかというのは、感染した個人の免疫力や原因は何かによって一言でまとめられません。
また、同じ人でも、免疫力が一時的に低下した状態であるのならば、前回と同じ胃腸炎だったとしても、症状が重くなることもあります。
また、胃腸炎というのは、比較的潜伏期間が短いことでも有名です。少し前まで、何ともなかったのに、急にお腹が痛くなったり、吐き気を催したりしてしまいます。
さらに、下痢の症状になることも少なくなく、血便となってしまったり、腸壁がはがれて出てくることもあります。
そんな一般的な症状以外にも、胃腸炎はいろいろとあり、腸内でガスがたまったり、発熱やだるさを感じたり、関節痛を引きを超すことがあります。
ですが、吐き気や下痢が酷い時には、病状が深刻なこともありますので注意が必要です。胃腸炎の原因となる感染経路胃腸炎の原因というのは、そのほとんどが細菌やウィルスが原因です。それが、人を介して感染することが大半の原因とされています。
下痢や、嘔吐した際に、手をしっかりと洗えておらず、その手で他のものを触って感染するという状況が多発します。
ウィルスが原因となるもの
ウィルスが原因によるものは、冬に発生することが多いです。ノロウィルスなどが最近では有名なのではないでしょうか?
細菌が原因となるもの
細菌が原因となるのは、生物由来のものが多く、サルモネラ菌やカンピロバクターなどが付着した食品を食べることで胃腸炎を発症させてしまいます。
化学物質が原因となるもの
また、胃腸炎はウィルスや細菌ではなく、化学物質を体内に取り込むことにより病状を発生させるものもあります。
ただし、それらの胃腸炎については、感染性ではなく感染した人だけで人に移すことが無いので、その点では安心ともいえるでしょう。胃腸炎の治療胃腸炎になった時、多くの場合で嘔吐や下痢に悩まされます。まずは、病院に行ってしっかりと診断をしてもらう必要があります。
病院での治療
病院に行ったときにまず行われるのが問診です。直近で何を食べたのか、海外旅行に入っていないか、周囲に同じような症状の人がいないかを問診され、大まかな原因を探ります。
便に大量の血が混じっていたり、海外から帰国していた場合は、細菌検査を行いますが、ウィルス性の胃腸炎である可能性が高い場合は、血液検査は行われません。
吐き気止めや整腸剤が処方されることが多いですが、下痢止めが処方されることはまずありません。
これは、体内に入った異物を出すために起こる生理現象ですので、むやみに薬によって止めてしまうのはよくないことから、体外に排出されることが優先されるからです。
自宅での治療
胃腸炎での、嘔吐や下痢によって体内の水分量が減少してしまいます。そのまま放置しておくと脱水症状に陥ってしまい、最悪の場合命にかかわってきます。
そのようなことが起こらないように十分に水分補給をするようにしましょう。
水分を補給するときには、刺激の強いコーヒーや炭酸飲料、かんきつ系のジュースは飲まないようにしましょう。また、乳製品も消化に良くありませんので避けたほうが良いです。
水分と一緒にナトリウム分も補給することができるスポーツ飲料などを飲むことをおすすめします。胃腸炎にならないために

胃腸炎は、感染性のものが多いですので、日ごろからしっかりと対処することで胃腸炎にかからないように予防することができます。
ウィルス性の胃腸炎の対策
特に冬場に流行するウィルス性の胃腸炎から身を守るよう意識しましょう。ウィルス性は、人から人へ感染しやすいです。常日頃から、手洗いやうがいをこまめにしておきましょう。
また、もし自分の身内にウィルス性の胃腸炎が発症してしまった場合、感染者が触ったものや、感染者の吐しゃ物、下痢の処理をするさいには、塩素系の漂白剤を薄めて殺菌、消毒するようにしましょう。
また、処理をする際は、ゴム手袋などを着用し、使い終わったら捨ててしまう用意すると予防効果が高いです。
細菌性の胃腸炎の対策
細菌性の胃腸炎については、肉や野菜の過熱をしっかりと行い、細菌を完全に死滅させるようにしましょう。また、まな板で生肉や生魚を切った後は、他の食品を切らないようにしましょう。
胃腸炎の対策をしっかりとしよう今回は胃腸炎についてや、原因、対処法、予防法についてご紹介させていただきました。特に寒くなる季節は、感染性の胃腸炎に気を付けるようにしましょう。
しっかりと対策を行えば、比較的高い確率で予防することができます。ぜひ皆さんも胃腸炎対策はしっかりと行いようにしましょう。
(監修:Doctors Me 医師)