前回までのあらすじ　「無料HIV検査」を受けてきた！① ~検査所選びから問い合わせ~

無料でHIV検査を受けられることを知り、まずはインターネットでの下調べを始めました。情報を集めているとよく分からない点が出てきたので、思い切って保健所に直接問い合わせることに。

それまで保健所や検査について、何だか怖いようなイメージを持っていたものの、親切な電話対応にひと安心。いざ東京都北区保健所に、無料HIV検査を受けに行くことになったのです。

東京都北区保健所に向かう

さて、明日はいよいよ無料HIV検査を受けに行く日。今回は匿名検査なので、身分証明書などは一切不要。とても身軽です。体調を整えるため、いつもより早めの就寝。が、緊張からなかなか寝つけず、当日はなんと寝坊をすることに……。急いで支度をし、自宅を飛び出します。

検査受付は13:00から。そして番号札の配布開始は12:00から。保健所の最寄り駅であるJR東十条駅に到着したのは、12:45ごろのこと。もし人が多すぎて検査が受けられなかったら、まったくの骨折り損になってしまいます……！　急げ急げー！

＜12:45　保健所最寄り駅のJR東十条駅に到着＞

JR東十条駅 南口

今回検査をしていただく東京都北区保健所は、JR東十条駅の南口から徒歩5分ほどのところにあります。駅からの道のりも簡単で、迷うことなく到着しました。

南口改札を出たら、左にある下り坂をまっすぐ進みます。

「北区保健所」交差点に出たら、右に曲がります。

東京都北区保健所に到着！

保健所のまわりは静かな住宅街ですが、飲食店も立ち並んでいます。

＜12:55　保健所に入る＞

保健所に入ると、担当の方が「血液検査ですか？　番号札を取ってお待ちください」と声をかけてくれます。検査を受ける方々がリラックスできるようにという配慮か、カフェ風のBGMが流れていました。

到着時は20人ほどだった待ち人数が、最終的には50人近くに。検査中は名前ではなく「○番の方、いらっしゃいますか？」と番号で呼ばれます。

受付を済ませる ＜13:15　受付で書類に記入する＞

自分の番号が呼ばれるまでのんびりと待ち、順番が来たら検査申込書とアンケート用紙の2枚を記入。どちらも難しいことはなく、1~2分ほどで書ける内容です。

受付で2枚の用紙に記入します。

なおHIV検査相談マップでも案内されていますが、検査中の写真撮影は禁止されています。匿名検査なので、ほかの人のお顔などが映り込まないようにという配慮ですね。（今回は保健所の方に画像の使用目的を伝え、書類部分の撮影および掲載許可をいただきました。）

事前説明を受ける ＜13:30　検査前の事前説明を受ける＞

番号順に別室へ呼ばれ、今日の流れを説明してもらいます。内容はおおむね、このようなこと。

検査結果は今日中に出る 血液検査の結果、HIV感染の可能性がある場合は、詳しい結果が出るまでさらに1週間ほどかかる 今日の検査で陰性でも再検査を受けたい場合は、90日ほど期間を空ける（期間を空けることにより体内の抗体や病原体が増え、感染直後よりも検査精度が上がるため）

このときに分からないことがあれば、質問に答えてもらえます。「検査に入る前に、分からないことはありませんか？」という親切な対応が、とてもありがたく感じました。

さて後編では、採血から結果が出るまでの流れをレポートしていきます！

文：カサイユウ

 

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。