大友啓史監督最新作『ミュージアム』、小栗旬が語る主人公・沢村刑事の魅力 「僕の父親みたいな人なんですよ」 (2/3ページ)

AolNews

彼がそうなら、自分もそうしようという感じで、新潟ではほぼ毎日、ふたりで飲んでいました。新潟や大阪での撮影時は(沢村が)ものすごく追い詰められていく手前だったので、飲んでいてもいいかなと(笑)。


――沢村というキャラクターについてうかがいますか、彼に対してはどのような人物と受け止めて演じていたのですか?
 
今回の脚本をいただいた時に、ある種のあこがれのようなものを感じたんです。彼って、僕の父親みたいな人なんですよ。仕事をし続けて、それこそ家庭をかえりみないような。どこか男って、そういうところにあこがれを抱くような気がすると自分では思っていて、沢村は本気で仕事を一生懸命やるって意味では、間違いなくやっていたと思うんです。


――おっしゃるとおりですね。沢村は、刑事の仕事をまっとうしている人だと思いました。
 
ただ、彼は家族に対するエクスキューズがあまりにも足りないので、あのような状況になってしまうわけだけれど、その一方でこの先、沢村みたいな生き方をする日本男児は、ほぼいなくなっていくような気がするんですよね。イクメンとか言われちゃうくらいだから。でも僕は、こういう生き方をしている人って、どこか個人的にはカッコいいと思うんです。


――仕事人間の沢村だから家庭が崩壊するけれど、彼だからこそ戦えた側面もありますね。
 
今回、『ミュージアム』に出ることになって、はたして自分だったらどうだろうか? みたいなことも考えるわけですが、沢村って刑事という職業に就いていなければ、映画の中のような戦いは無理だったとも思うんです。沢村が生きてきた道があるからこそ、ああいう最後になったと思うので、そういう意味では少しのあこがれを持って彼を演じていました。


――とても深いテーマをも内包していますよね。人生のアイロニーさえも感じる話です。

「大友啓史監督最新作『ミュージアム』、小栗旬が語る主人公・沢村刑事の魅力 「僕の父親みたいな人なんですよ」」のページです。デイリーニュースオンラインは、エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る