サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「シュンドルボンに白羽の矢!」 (2/2ページ)
そうなると、まともに能力どおり評価できる有力どころはマリアライト、パールコード、クイーンズリングぐらい。なるほど、確かにひと波乱ありそうなムードではないか。
なら穴党の出番である。思い切っていこうではないか。白羽の矢を立てたいのは、シュンドルボンだ。
ひ弱な体質が響いて使い出しは3歳春。それも脚元に負担をかけないよう、ダート戦をしばらく走らされた。そんな状態だったから頭角を現したのは4歳の夏になってから。500万-1000万-準オープンと3連勝して一気にオープン入りしたのは高い能力があるからこそで、簡単にできる芸当ではない。
そして、オープン入りするや、いきなり使ったのが昨年のエリザベス女王杯。さすがに7着に敗れたが、勝ったマリアライトにコンマ2秒差なら立派と言うほかない。
その後、体調を落とすこともあったが、この春のGIII中山牝馬Sで重賞初勝利。ヴィクトリアマイルは9着に敗れたが、道中、前の馬が壁になったり挟まれたりの不利を被ったのが敗因。距離も合わなかった。
前走の府中牝馬Sは、休み明けで重め残りの状態。それに前々の競馬で展開も向かなかった。それでいてクイーンズリングにコンマ5秒差。使われて良化一変した今回は、強敵相手にも十分やれていいはずだ。
1週前の追い切りは実にリズミカル。
「仕上がり状態に関しては言うことなし。楽しみです」
こう矢野調教師はヤル気のほどを口にしたが、母系は欧州のGI血脈とあって期待が膨らむ。走りっぷりから道悪も不安がなさそうで、晴雨にかかわらず大きく狙ってみたい。
他ではアスカビレン、プロレタリアト、マキシマムドパリに注意を払いたい。特にアスカビレンは、ここにきて充実ぶりが目立っており、軽視は禁物だ。