小島瑠璃子「初ドラマは、“昭和の芸能界”って感じでした(笑)」
今や、テレビで見ない日はないほど、引っ張りだこの小島瑠璃子さん(23)。10月からは、ドラマ『コック警部の晩餐会』に出演し、女優業にも進出。ますます活躍の場を広げる彼女に、撮影の裏話やプライベートのお話までたっぷりと聞いてきちゃいましたゾ~~!
――現在放映中のドラマ『コック警部の晩餐会』(TBS系毎週水曜日深夜0:10~)に出演されていますが、ドラマのお仕事は、初めてなんですよね。
小島 そうなんですよ! オファーの話を頂いたときは、“えっ、私!?”って感じでしたね。私が演技するっていうイメージもないでしょうし、“ヤバイ、どうしよう”と焦りました(笑)。
――物語は料理の腕前がプロ級の古久星三刑部が被害者が食べていた料理を再現し、推理することで事件を解決していくんですよね。
小島 はい、ミステリーの要素もあるんですけど、決してシリアスな感じではなくて、どちらかというとコメディっぽくて、さらにグルメの要素もあるんです。
――いわば、グルメミステリーなわけですね。
小島 そうですね。私は昔から『踊る大捜査線』とか『名探偵コナン』なんかのミステリー系の作品が大好きだったんですよ。
――そうなんですね。
小島 小学2年生の時にシャーロック・ホームズの作品をたまたま学校の図書室で読んだんですが、それに衝撃を受けたんです。ホームズのカッコ良さと、謎が最後に綺麗に解決される……という気持ち良さ。それがとてもおもしろく感じたんです。
――ミステリーに目覚めた瞬間ですね。
小島 図書室の本って、後ろに貸出カードがあるじゃないですか。あれが2枚分、私の名前で埋め尽くされたんですよ(笑)。
――すごい! 何回も何回も読み返したわけですね。
小島 そうなんですよ。それから『名探偵コナン』を知って、漫画にハマっていったんですけどね。
――ホームズは、小島さんの原点なんですね。
小島 将来の夢が刑事という時期もあったぐらい(笑)。
――今回のドラマで新人刑事役を演じられたことで、ある意味、夢が叶ったわけですね。
小島 なので、うれしかったですね。お芝居のお仕事は初めてで、演じている七瀬あずみも刑事になって1か月という役なので、共通する部分があるんです。もう分からないことだらけだけど、自分のできることを考えて全力でやろうっていうスタンスはホントに私と一緒ですね。私が向かっていくのが演技であって、あずみが向かっていくのは事件とゴールが違うだけで。
――性格的には“猪突猛進”という感じの役ですよね。
小島 あずみはホントに一生懸命で仕事が大好きなんですが、なかなかうまくいかない、空回りしちゃう。でも諦めずに毎回現場に向かっていく、芯の強さがあって、ちょっと負けず嫌いなところがありますね。私も仕事が大好きですし、正義感というとちょっと重いですけど(笑)、共通点はあるかもしれません。
――曲がったことは嫌い、みたいな。
小島 そうですね。学級委員長とかやりそうなタイプですよね。実は、私も学生時代はやっていたことがあるんですけど。
――それは、スゴい!
小島 元々、頼まれると断れない性分が根深くあって。正直、全然やりたくなかったんですけど、最後は生徒会の副会長までやりました。
――小島さんが学級委員をやっている学校に通いたかったですね~。
小島 何をおっしゃるんですか(笑)。でも、任期の間は頑張っていましたよ。
――今回、演じられているあずみと、小島さん自身と似ている部分が、たくさんあったんですね。
小島 そうですね。だから、演じやすいとは思うんですが、何せお芝居のお仕事は初めてなので……。
――大変だなって感じられたことはありますか?
小島 もう山ほどありますね。スケジュールが半端なくすごいんです。
――どういうことです?
小島 一番きつかったのは朝に現場に入って翌朝に終わったとき。さすがに“死ぬ”って思いましたね。
――ひえ~、ほぼ一日働きぱなし……。
小島 なんかすごすぎて、よく話に聞く昭和の芸能界って感じでしたよ(笑)。
――慣れないお仕事だと、より疲労は大きいですよね。
小島 そうですね。一日にバラエティを5本掛け持ちしたときも“きつい、死ぬ”と思いましたけど、それとは別の感じです。大変さが身に沁みて分かったので、これからテレビでドラマを見るときは正座して見なきゃって思いましたね(笑)。
――テレビで見るだけでは、分からない苦労がいっぱいあるわけですもんね。
小島 バラエティのときもそうだったんですけど、とりあえず、その世界にどっぷり浸かってみる、ということから始めるんですね。手探りの状況なんですけど、あずみだったらこういう対応をするのかな……ってずっと考えていましたね。マネージャーさんから、“走り方が普段と違うね。あずみっぽくなっている”って言ってもらったときはうれしかったですね。
――おお! 素晴らしい!! 今回はグルメミステリーということで毎回、色んな料理が出てきますね。
小島 実際に登場するのは最後の晩餐会、つまり謎解きの場面で出てきますね。
――このシーンでは、小島さんは、古久刑部のアシスタントなんですね。
小島 そうです。もうまったく何もしていないです。お料理を運んだ後は相槌を打って事件の結末を興味津々に聞いているだけなんですよ。
――晩餐会の料理は、食べられないんですね。
小島 そうなんですよ~。お腹空くんですよ~。
――ここでの衣裳は女刑事という感じのスーツではないんですよね。
小島 ウエイトレスの格好でしたね。今回は衣裳が3パターンあるんです。女刑事、ウエイトレスなどの晩餐会衣装、部屋着。しかも毎回違うんですよ。
――おぉ、それは楽しみです。ちなみに、小島さんご自身は、プライベートで料理はされますか?
小島 たまにですけど、作りますよ。エッジが効いたのを作るのが好きですね。
――エッジが効いた!?
小島 魚を丸ごと入れるさんまご飯とか。ご飯はいつも土鍋で炊くんですよ。
――電気釜じゃないんだ。
小島 そうなんですよ。あと、五穀米にして、さらにちょっと具を入れたり。
――すごくヘルシーですね。
小島 ヘルシーな料理が好きなんですよ。
――第2話ではカツカレーにマヨネーズをかけて食べる場面がありましたが……。
小島 正直、最初に台本を読んだときは“食べたくない!”って思いました(笑)。だけど、実際食べてみたら、まぁ意外とイケなくもないけど……って味でしたよ。
――バラエティ番組でよくある罰ゲームみたいな感じなのかなって。
小島 そこまでじゃなかったです。許容範囲内でした。
――作中で、小島さんがガツガツと食べる姿は、気持ちいい食べっぷりでした。
小島 ただ、私自身は、食べ方についてすっごく厳しく育てられたんですよ。
――おー、そうなんですね。
小島 “あずみは汚く食べてください”って演出家の方から指示があったときはすごく難しかったです。ただ、今回はかわいく映ろうとかって、考えないようにやっているんで、思いっきりガツガツ食べました(笑)。
――さすがですね。そんな見事な女優魂の持ち主の小島さんに、最後、どうしても聞いておかねばならないことがあるんですが……。
小島 そんな言われると、身構えちゃいます(笑)。
――今後、女優の仕事を続けていくとなると、キスシーンなどの話も出てくると思うんですが、ズバリ、そのオファーは受けますか!?
小島 そういうのはやらないんじゃないですかね。
――あら……。
小島 やっぱり本業はバラエティというのが、自分の中にもあるんですよね。手を広げ過ぎた結果、疎かになって、見て下さっている方に“雑”だと思われたくないんです。もっともバラエティでギャーギャーやっている私がキスしようが、説得力がないと思うんです。
――いやいや、そんなことはないと思いますよ。
小島 そうおっしゃっていただけるとうれしいんですけど、やっぱりまだイメージできないですね。今は、とりあえずこのドラマを完走したいって思っているんです。マラソン感覚ですね(笑)。
――体力的にもそんな感じですね。
小島 同時に演技面での成長も感じてもらえればなって思っているので、皆さん、最後までおつきあいよろしくお願いします!(笑)。
普段、バラエティで見せるまんまの姿で、インタビュー中は終始明るく爽やかま小島さん。今後もバラエティに留まらず、様々な場での活躍を願っています!
小島瑠璃子 こじま・るりこ
1993年12月23日、千葉県生まれ。O型。T157。2009年「第34回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で応募総数3万3910名の中からグランプリを獲得しデビュー。以降バラエティ番組を中心に活躍中。現在は『S☆1』(TBS)、『プレミアの巣窟』(フジテレビ)、『ヒルナンデス!』(日本テレビ)など計6番組のレギュラーを持つ。