『この世界の片隅に』主人公を演じたのん「生活をするのが楽しくなりました」と喜びを語る 公開初日舞台挨拶に片渕須直監督、コトリンゴとともに登壇 (2/3ページ)
毎日三食とか、お洗濯をするとか、才能がなかったんですけど、ご飯を作ったりお洗濯をする楽しさっていうのが、わかってきて、生活をするのが楽しくなりました」と、本作ですずを演じたことによる変化を語った。
片渕監督は、そんなのんの演技について訊ねられると、「作画監督の松原さんが言っていたんですけど、録音したものを聞いて"自分たちの想像力の中の声が何でここに入っているのだろう"と言っていたのです。のんちゃんだけじゃなく、他の役者さんたちもみんなそうだったのですが、僕たちは、普段は絵を描いて仕事をしていて、その時は全然声がない状況ですが、声が入った時に全く、すごい、こんな恵まれた声の入り方はないな、ってみんなで言っていたんです。すごく、本当にすずさんがいるみたいでよかったです」と絶賛した。
本作のお気に入りのシーンについて、のんは、「周作さん(すずの夫)とすずさんが夫婦喧嘩をするシーンがすごく好きです。そこで、最初怒っていたことと全く別のくだらないことまでイライラしてくるすずさんと周作さんの感じが、すごく喧嘩しているんだけど、本当に夫婦になった気がして、すごく好きです」と明かす。
夫婦のシーンは、のんが演じるすずと、声優・細谷佳正演じる周作の息がぴったりだが、実は、アフレコの時期はずれているという。片渕監督曰く「スケジュール的には、多分2ヶ月くらい離れているのですよね。それなのに、すごくみんな会話ができているのがすごいな、と思ったんです。(のんは)周作さんの声を最初に撮ってあるのを聞きながら家で練習していたんですよね」とのことだ。
最後に、初日に駆けつけた観客たちに対し、のんは「みなさん今日はお越しいただきありがとうございます。