本当に「100万人」も集まったのか…韓国「大規模集会」の舞台裏 (2/2ページ)

デイリーNKジャパン

実現の可能性を高めるには、「100万人」のメッセージを「退陣せよ」の一点に集中させた方が良かったかもしれない。

それに、かつて強烈な反共教育が行われていた韓国には、高齢者を中心に、左翼アレルギーを持つ人が今も多い。大統領に幻滅しつつも、左翼の伸長を嫌い、むしろ朴政権を支える選択をする人が増える可能性もある。

そもそも、デモを主催した市民団体や労組は、何をねらっていたのか。一連の経緯などについては、韓国の政治や社会の動向を日本語で易しく解説しているニュースサイト「韓国大統領選2017」が最も詳しい。写真やインタビュー類も豊富だ。

かいつまんで言うなら、大規模集会とデモによって国民の意思を示し、それによって与野党指導者の決意を促し、朴氏辞任から大統領選に至るスケジュール調整に入らせようという所に目的があった。

参加者の政治姿勢にバラつきがあったことを考えれば、大統領の出身母体として危機感を募らせる与党セヌリ党が動くかどうかは微妙だ。しかし、韓国メディアで詳しく報道された当日の圧倒的な光景は確実に、朴氏の心理的なプレッシャーを重くしただろう。

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