寒天で環境問題に一石を投じ、ミラノで注目を浴びる日本人のデザインユニット「AMAM」 (2/4ページ)
コンペの第一選考に提出し、プロトタイプ制作者(ノミネート選抜者)として選ばれて以降、ミラノでの展示までの期間は毎週末土日のどちらかにミーティングをし、次のミーティングまでにそれぞれまた実験をして、というふうに進めてきました。
——それでは荒木さんが今の仕事に関わるきっかけは何だったのでしょう?
特にきっかけなどはなく流れでそうなっているというのが正直なところです。
しいて言うなら、何かを想像して絵を描いたり物を作ったりすることが昔から好きだったことでしょうか。
美大を受験したのも何か物を創る仕事ができたら楽しそうだなというくらいの気持ちでした。
大学ではプロダクトデザイン専攻でしたが、入った当時はデザインのデの字もまったくわからない状態でした。が、周りのみんなは例えば車や家具のデザインがしたいとか好きなデザイナーは誰々とかすでに“デザイン”というものを学びに来ている人ばかりで、入学してすぐに「あ~、これは来るとこ間違えたな」と思いました (笑)。
最初の課題も「好きな物をデザインしなさい」というもので、“デザイン”が何かも分からなければ、好きなものも特に思い浮かばず最初から大変な思いをしたことを覚えています (苦笑)。
デザインってこういうことなのかな?こういう考え方でいくといいのかな?ということを感じることができ始めた3年生くらいのころから少しずつ面白みを感じるようになって、結果として今に至っています。

ダンボールなどで荷物を梱包する際に緩衝材として通常発泡スチロールなどで物品の周りに入れるものを寒天原料の素材で
——子どものころからモノづくりがお好きだったとのこと。今の仕事にまつわる少年時代のエピソードなどはありますか?
サッカーをやったり、工作教室に通ったり、一人で遊ぶ時は絵を描いたり何かをセロテープとか折り紙で作ったりしていました。