その知ったかぶり演技性人格障害かも?自覚することが治療の第1歩 (3/3ページ)

Doctors Me

ここで重要なのは患者の嘘やアピール自体を否定するのではなく、それが生み出した結果を否定しなければならないという点です。 それにより、患者が自身の本心を見つめ、また自発的に言動の修正を図るように誘導するのが心理療法になります。
薬物療法 演技性人格障害の患者は『他者の関心を得られていない』といった不安症状、また自身の嘘が高じるなどした現実感喪失を呈する場合があります。そういった症状を改善するためには薬剤が有効です。 不安症状には選択的セロトニン再取り込み阻害薬などの抗不安薬、現実感喪失にはドーパミン拮抗薬などの抗精神病薬が処方されます。演技性人格障害の相手と接する人は演技性人格障害の有病率は2%程度と言われていますが、発覚していない患者の数もかなり多いとされています。 演技性人格障害であると分からなければ処置のしようもありませんから、治療の第一歩は本人に障害を自覚させることと考えられています。 そのため、周囲の人は心療内科の受診を促すなど専門家に相談する機会を得られる方向に導いてあげてください。 ただし、その際には感情的になって患者の振る舞いや虚言を否定することは決してせず、あくまで冷静に障害を見つめて接するようにしてください。 演技性人格障害は本人の意志では改善が難しく、如何ともしがたいことが多い状態です。患者を悪者として扱わず、寄り添うようなつもりで対応するよう心掛けましょう。演技性人格障害は制御不能、悪者扱いをしてはダメ他者の関心が集めたいがために突飛な行動を起こす演技性人格障害は周囲に影響を及ぼすことも多く、はた迷惑と言っても良い障害です。 しかし、患者はただ他者の関心に飢えているだけで悪意も無ければ、本心は別にあることも多いです。 原因面を見ても、きっかけは患者ではなく過去の環境にあるという障害ですので、もちろん『自身に危害が及ぶ場合も黙っていろ』とは言いませんが、許容できる範囲においては冷静な目で向き合ってあげましょう。 そして、可能であれば治療などを促してあげることが大切です。 (監修:Doctors Me 医師)

「その知ったかぶり演技性人格障害かも?自覚することが治療の第1歩」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る