金正恩エリートら、出世をエサに性暴行…権力層の横暴に庶民も激怒 (2/2ページ)
委員長が処罰されたかどうかについて、情報筋は伝えていない。
さらに、道内では別の幹部による「セクハラ事件」が、市民の怒りを買っている。
最近、平城(ピョンソン)市を訪れた両江道(リャンガンド)の情報筋によると、平城市場の勤労団体のキム・ガプス副部長が、同じ町内に住んでいた市の青年同盟学生部の女性指導員を「労働党に入れてやる」と甘い言葉で誘い出し、レイプする事件が発生。女性は妊娠してしまった。このような出世をエサにしたセクハラやレイプ事件は後を絶たない。
これに激怒した女性の父親は、副部長の家に乱入し、ガソリンを撒いて火を付けた。その場にいた家族は顔などに重い火傷を負った。その後、キム副部長は逮捕され、裁判で労働教化(懲役)2年の刑に処された。この事例ではレイプした側の幹部が処罰されたことが唯一の救いだが、国家権力の上にいけばいくほど隠蔽されるケースが多い。
権力層の横暴は、いつの時代どこの国でもあるだろう。しかし、北朝鮮は民主国家でないため、それを告発する言論や公正な機関が存在しない。非合法な手段で庶民らが怒りをぶつける事件も、結局は金正恩体制がもたらしたものといえる。