知っておくべき検査数値AST(GOT) 数値異常はすぐに病院へ! (2/2ページ)
ASTが上昇した場合と低下した場合について、疑われる疾患については以下のとおりです。
ASTが基準範囲より高い場合 肝障害(急性・慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝)、心疾患(急性心筋梗塞)、筋疾患(筋ジストロフィーなど)、溶血性疾患、マクロAST、その他激しい運動、溶血など
ASTが基準範囲より低すぎる場合 ビタミンB6欠乏などASTのほうがALTより高いときの例外「アルコール性肝炎」ASTがALTより高い場合には肝臓以外の部位に原因があると書きましたが重要な例外があります。 それがアルコール性肝炎です。アルコール性肝炎でASTが高くなるには2つの理由があります。
ASTの分布が多い領域が障害されやすい 肝臓の中でもASTの分布が多い領域、ALTの分布が多い領域があります。アルコール性肝障害ではASTの多い領域が障害されやすい傾向にあります。 よってASTの方が相対的に高くなることになります。ASTが上昇したら自覚がなくても受診をASTはALTと同様に、肝臓に含まれているほか、心臓や骨格筋など人間の生命維持や活動維持に必要な部位に多く含まれている酵素です。 しかしながら、それらの臓器は自覚症状はなかなか出づらく、異常が見過ごされやすい臓器でもあります。特に肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれるほどで、症状が出た時に治療を始めるのでは遅いと言われることもあります。 また、治療期間が長引けばそれだけ時間もお金も費やすことになります。一方で、肝臓は治療さえ適切に行えれば回復が速い臓器でもあります。 健康診断を定期的に受診することで血液検査から簡単に数値を出ることができ、その結果をもとに早めに受診をすることで、早期発見し大事に至らないことも多いのです。ASTは自覚のない疾患を発見するための指標ASTはALTと同様に人間の身体に必要なアミノ酸をつくる働きをしている酵素です。 この酵素の数値に異常があるということは、もしかしたら体に何か起こっているサインかもしれません。 できるだけ早く受診することで、大事になる前に対処したいですね。 (監修:Doctors Me 医師)